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③ オーストリアで出産!帝王切開の出産記録 ー 入院生活前編(入院一日目)

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入院生活前編

入院一日目(月曜日)

周りが騒がしくなり目が覚める。時間は7時前。場所はまだ快復室。早速痛み止めを頼む。痛み止め、命。

配膳のおばちゃんに、「朝ごはん食べる?パンとお茶?」と尋ねられ、パンとお茶をもらう。パンは丸パンのSemmel一つ。おばちゃんにお願いして、パンにジャムを塗ってもらいました。

数人の看護師さんが来て、「さ、ちょっと運動してもらいますよ~」と。
入院室の前まではベッドで移動するが、そのベッドから、入院室内にあるベッドへの移動が徒歩、つまり「運動」です。
ほんの10歩ほどですが、12時間前にお腹切ってるので大変。看護師さんの手を借りて、なんとかクリア。
朝入れてもらった麻酔が効いているようで、なんとか我慢できる痛み。

私は事前に、主人も寝泊まりできる個室を予約していました。
予約といっても、検診の際に先生にお願いし、「私が手配しておきますよ。」と言われていただけなので、予約票も何もなし。

1ヶ月ほど前、病院勤務のHebamme(助産婦)さんと話しに来た時、また今回来院した際も、機会を見つけては、「主人も泊まれる個室を予約したんですけど…。」と伝えていたものの、返って来るのは「え、そうなんですか?へぇぇぇ~。はぁ、大丈夫だと思いますよ。わかりました~。」的なニブい反応なので、<ほんとに伝わってるのかね…>と不安がありました。
結局、ちゃんと個室に運んでもらったんで、よかったんですがね…。ここら辺がオーストリアらしいユルさというか…。

ただ、個室利用は「空いてる場合のみ」と事前に言われていました。
そして、今回通された部屋は、通常は入院患者さんが二人で利用する二人部屋でしたね。トイレと小さいシャワー付き。
今回は私もなんだか相当神経質になっていたので、トイレが一人で使えるのは相当助かりました。
それに、お腹切った後、トイレが近くにあるというのは、やはりありがたいです。

病院の入院階は、階段を挟んで左側が病気で入院されてる方用、右側が出産された方用となっていて、両棟は厚いガラスでしっかり分けられているのですが、私たちにあてがわれたのは病棟の方の一室。

部屋の壁は、隣りの部屋の会話の内容がわかるぐらい薄く、赤ちゃんが泣いた時はほんと心苦しかったです。
「皆さんご病気で大変なのに、一人赤ちゃん入っちゃってごめんなさい」みたいな…。
隣りの部屋の、「お隣りに赤ちゃんがいるわよ。」って会話が聞こえたりしてましたが、ただ、皆さん、本当に優しくしてくれました。
おばあさんの患者さんが多かったですが、廊下でいつも頬笑みかけ、親切に声をかけてくれました。

病棟にいる場合、部屋におむつ交換台がなく、おむつ・おしり拭きなどは用意されていないので、新生児室で事情を話し、いくつかもらってきておきました。

また、病棟では、ナースコールを押すと看護師さんが来てくれるんですよね。出産棟では助産婦さんが来てくれるんですが。
私の場合、ナースコールをするのは痛み止めを頼む時だけだったんで、すぐに看護師さんが来てくれるのは都合が良かったです。

お見舞いは、<一患者につき、同時に二人まで可>となっていて、父親は<11時から19時半まで>、それ以外は<16時半から19時半まで>となっていました。

初日、主人は11時にやって来て、私が入院中、自分も寝泊まりする旨を看護師さんに伝えました。

ただ、看護師さんも、その手続き方法をよく知らないんですよね。
パパも寝泊まりすること自体は、先生・助産婦さん共に「絶対お勧め!」と大歓迎されるんですが、そのパーセンテージはさして多くないようで、手続き方法をみんな知らない…。
最終的には、病院の敷地に入ったところに建っているセンターで事情を話し、なんとなく手続きできたって感じです。

ちなみに、主人が勤めている会社は金融系ですが、“金融系企業の社員は子供が生まれたら、男性(=パパ)が1ヶ月間休みを取ることができる”と、(主人の会社だけという訳ではなく)業種全体で決まっています。これは、いわゆる育児休暇とは別の特別休暇です。

うちの場合、出産後のサポートを頼めるような人(母親や義母などなど…)がまったくいませんでしたので、この制度はとてもありがたかったです。

主人の病院での寝泊まり料金は1泊約65ユーロほど、朝・昼・晩と食事も付いていました。

病院の建物自体は結構年数が経っている感じで、ピカピカではありません。
入院中、のどにほこりがからんで咳が止まらなかったりしたこともあったので(咳するとお腹痛すぎ)、古いだけに、結構ホコリなどもたまってるのかもしれないなと思いました。

ただこの病棟、引越予定で、今、最新の建物を近くに建設中だそうです。

本当は、私の出産予定日の3ヶ月前に完成予定と書いてあったので、「おっ、真新しい病院で出産できるのかな❤」と期待したのですが、建設工事が長引いてるようで一年経った今も完成していないようです。

(註: その後2016年6月に完成し、開院セレモニーがあったそうです。)

宿泊手続きを終えた主人が、新生児室に赤ちゃんを迎えに行き、そこからは3日後の退院まで、家族3人で過ごしました。

午後に年配の助産婦さんが部屋まで来てくれて、授乳指導。カンガルーケアで、肌の上に直接赤ちゃんを乗せてくれました。

ただ、病院のパジャマが使いにくくってねぇ…。
前のボタンはちょうど胸の辺りぐらいまでしか開かず、しかもYシャツみたいな全然伸びない素材なので、赤ちゃんに母乳をあげようにもとにかく扱いづらい。
もちろん、持参した授乳用パジャマを着てもよかったんですが、一人を除くすべてのママが病院パジャマを使っていましたし、私もお腹は痛いわ眠れないわで(個室なはずなのに、絶えず人が入れ替わり立ち替わり入って来て、気になって寝られない)、パジャマを替えるまで考えが及びませんでしたねぇ。

そうなんです、なんだか絶えず、誰かしら入って来るんですよね。
看護師さんを引き連れたお医者さんの回診に始まって、毎日の注射(静脈瘤を防ぐため)、看護師さん訪問(尿道カテーテル取ったり、傷口チェック、歩く練習へのお誘いなどなど)、福祉課の人の訪問、整体師みたいな人(??)の訪問、リハビリ、食事係の人の訪問(希望メニュー聞きに来たり)、あとは、間違ってお見舞いに入って来る人もいましたね。お見舞いのおばあさんに、「あら、ここにいつも寝ていたはずの女性はどこにいっちゃったの?」と言われた時は、ドキっとしました。

入院にあたり唯一モットーとしていたのは、「痛み止めは遠慮せずガンガン入れてもらう」だったんですが、痛み止めって多くて6時間に1回と決まっているそうです。
なので、だいたいいつも6時間ごとに頼んでましたね。最初は点滴で。そして、腕に刺し続けてあった点滴用針がグラグラし出してからは錠剤で。
ちょっとしつこいと思われるかなと心配もしたんですが、全然杞憂杞憂。イヤな顔をされたことはなかったです。

そうそう、入院中の食事について。結構気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、

朝)パン、ジャム、塗るチョコレート、お茶(→7時前頃から廊下に並べられるのを、食べたい人が自分で取りに行く)
昼)温かい食事(→メニューは2つあり、数日前にまとめて、どちらのメニューがいいか聞きに来てくれる)
夜)昼に同じ

という感じでした。

それ以外に、温かいお茶は飲み放題。ちょっと酸っぱいフルーツティーにお砂糖を入れて飲むのが、殊の外おいしく感じたなぁ。
この病院のフルーツティーで、フルーツティーに目覚めました。りんごやバナナなどの果物も置いてありましたが、こちらは結構早い者勝ちでしたね。

食事のお味の方はというと、ぶっちゃけ、おいしくないです。
むしろ、<同じ材料使って、どうしたらこんなにマズくできるんだろう>と知的好奇心がわく、興味をそそられるというほどでしたが、でも、何日も過ごす訳でもないですし、ま、こんなもんだろうという感じです。
なにしろ、手術代・入院費を含め、何から何まで無料ですしね。
おいしいもの、好きな物を食べたいという方は、ご家族・お友達にお願いして、病院に持って来てもらうとよいかもしれませんね。
病院食も、そんな栄養を考えたようなメニューではなかったので、持参した方が却って健康的なものを食べられるということもあるかもしれません。
いずれにしても、私にはそれほど気になりませんでした。

あとはそうですね、ですかね。足のむくみは、それはそれは半端なかったです。
人間ここまでムクめるんだというぐらいもうパンパンにムクみきってまして、手術前にはかされた気圧ソックスは退院までずっとはいていました。
それと入院中は毎日、血栓防止のための注射というのを打ってくれていました。腿にぶっ刺す系の注射で、ちょっと痛かったですね。

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Twitter: @amie_sumemiya ウィーン在住。未就学児を子育て中です。 ウィーンの大学の博士課程に留学したのがきっかけとなり、今はオーストリアで結婚し、ウィーンで暮らしています。→ 少しだけ長めのプロフィール 日系の事務所・企業で、リロケーションサポート(外国に来たばかりの方が 現地での生活に溶け込めるよう手続き および 生活全般の手助けをする仕事です)を10年以上に渡り担当していました。 私 Amie(あみー) へのオーストリア短期&長期滞在サポートに関するご相談は、「ロコタビ - Ami_Sumemiya」にてサービスをご提供しています。 疑問・ご質問がございましたら、ロコタビ よりお気軽にお問合せください 😊