
オーストリア旅行中、いちばんドキドキする瞬間…それは「ト、トイレ行きたい…!」かもしれません(笑)
初めての海外で戸惑うことのひとつが、“トイレ事情”。
「どこにあるの?」「有料ってホント?」「子連れだとどうすれば?」「清掃状態は?」などなど、
知っておけば安心できること、実はたくさんありますよね。
この記事では、オーストリア在住の筆者♡すめぺん♡が実体験ベースで、
公共トイレの探し方から、カフェやレストランでのマナー、子連れの工夫まで、まるっとご紹介します!
旅の途中で困らないための“トイレ知識”、今のうちにさくっと予習しておきましょう✨
トイレの呼び方は?
オーストリアでは「Toilette(トイレッテ)」または「WC(ヴェー・ツェー)」が定番の呼び方。
- 👩 女性用は「Damen」または「Frauen」、
- 👨 男性用は「Herren」または「Männer」
と表示されています。
トイレットペーパーは流してOK!
オーストリアのトイレットペーパーは、日本のものより少しかためで厚みがありますが、トイレに流して問題ありません。
街なかの公衆トイレは有料が基本
市内中心部や駅構内には、公衆トイレがあり、多くは 利用料50セント ほど。
カード払いできるところもありますが、小銭を持っておくと安心です(50セントはスーパーマーケットのカートでも必要ですし)。
清潔さは?→「普通に快適」レベル!
トイレの清掃状態は、総じて良好。
よほどのハズレでない限り、「これはムリ…」というレベルのものには出会いません。
通常はトイレットペーパーも完備ですが、切れていることもあるので、水に流せるティッシュ(オーストリアでは販売されていません)を持っておくと安心です。
大きな公園にも公衆トイレはありますが、こちらは無料で利用できます。ただし、街なかの有料トイレに比べると、清掃の行き届き具合は少し劣ることもあります。
夜間&人通りの少ない場所は避けよう
夜遅くやひと気のない場所のトイレ利用は避けた方が無難。
特に夜間は、レストランやカフェなど、安全そうな場所のトイレを利用しましょう。
レストラン・カフェ・デパートのトイレ事情
レストランやカフェは、基本的にお店の利用者専用。
無料で使えることがほとんどで、清潔さも「普通に快適」レベルです。
入口に小皿があり、お掃除の方が座っている場合は、感謝の気持ちとして50セント程度を置くのがマナー。
美術館・博物館・コンサート会場も安心
美術館、博物館、宮殿、コンサート会場など、観光施設のトイレも、無料&清潔で安心して使える場所が多いです。
マクドナルドもトイレの味方!
ウィーン市内にあるマクドナルドでは、50セントでトイレが使えます(カードOKの店舗も)。
(※全店舗調べたわけではありませんので、市中心部の大型店舗情報とご理解ください)
使い方は、トイレ入り口の機械にコインを入れてバーを押すだけ。
その後、「50セント分のクーポン」が出てくるので、忘れずにゲット!(レジでの支払い時のみ使えます)
赤ちゃん連れの方へ:オムツ替え&授乳スペース
ウィーンでは、デパートやショッピングセンターのほか、
- 書店 Thalia(大型店)
- H&M(大型店)
- ドラッグストア dm
などでも、おむつ交換台や授乳室を設置しているところがあります。
詳細は、オーストリアの子育てメディア「Babymamas」のサイトが便利です(翻訳機能を活用してみてください)
私のおすすめアイテム
子どもが小さい頃、携帯用の補助便座を持ち歩いていました。
座らせるのもラクだし、衛生面でも安心です♪
おトイレコラム①:水が止まらない!?
オーストリアでよく見る、壁にある大きなボタン式のトイレ。

水を流すときは、壁のボタンを押すだけですが、
たまに「え、水が止まらない!?」事件が発生することも…!
これは、内側の部品が戻っていないだけというケースがほとんど。
そんな時は、壁のボタンを「ポンポンッ」と軽く叩いてみてください。
中の棒が動いて、無事に水が止まります♪
おトイレコラム②:ガラス張りの!? カフェ・ディグラス
伝統的なウィーン風カフェ「Café Diglas」。

© WienTourismus/Christian Stemper
とても素敵なカフェですが、トイレがなんとガラス張り!
「中、丸見えなの!?」とびっくりしますが、ご安心を。
鍵をかけると、ガラスにスモークがかかって中は見えなくなります。
初めて見たとき度肝を抜かれましたが、「いざっ!」と最初に利用したご婦人の勇気に、私もみんなも救われました…✨
おトイレコラム③あの「オペラトイレ」、実はもうないんです…
かつてカールスプラッツ駅(Karlsplatz)構内にあった伝説の「オペラトイレ」———。
ウィーン国立オペラ座のすぐそばにあり、「美しく青きドナウ」が優雅に流れる中で用を足せる…という、なかなかに風流(?)なトイレでした。
観光客にもひそかに人気だったこのトイレですが、
ウィーン市の「トイレは見た目も統一感が大事!」という事業戦略の一環で、残念ながら2019年に撤去されてしまいました。
今となっては、話のネタとして語り継がれるのみ…!
「ウィーンのオペラトイレ」、なんとなくゆめうつつなウィーンらしくて好きだったのですが…🎭
オーストリアのトイレ、まとめ
ウォシュレットや自動開閉などのハイテクトイレはないものの、
オーストリアのトイレは総じて清潔で安心して使えます。
ちょっとした工夫と準備で、旅行中の「困った!」も乗り越えられますよ♪