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2025年5月10日(土曜日)
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オーストリアのトイレ事情、まるっとガイド!【赤ちゃん連れの方も必見!】

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♡すめぺん♡

オーストリア旅行中、いちばんドキドキする瞬間…それは「ト、トイレ行きたい…!」かもしれません(笑)

初めての海外で戸惑うことのひとつが、“トイレ事情”
「どこにあるの?」「有料ってホント?」「子連れだとどうすれば?」「清掃状態は?」などなど、
知っておけば安心できること、実はたくさんありますよね。

この記事では、オーストリア在住の筆者♡すめぺん♡が実体験ベースで、
公共トイレの探し方から、カフェやレストランでのマナー、子連れの工夫まで、まるっとご紹介します!

旅の途中で困らないための“トイレ知識”、今のうちにさくっと予習しておきましょう✨

トイレの呼び方は?

オーストリアでは「Toilette(トイレッテ)」または「WC(ヴェー・ツェー)」が定番の呼び方。

  • 👩 女性用は「Damen」または「Frauen」
  • 👨 男性用は「Herren」または「Männer」

と表示されています。

トイレットペーパーは流してOK!

オーストリアのトイレットペーパーは、日本のものより少しかためで厚みがありますが、トイレに流して問題ありません。

街なかの公衆トイレは有料が基本

市内中心部や駅構内には、公衆トイレがあり、多くは 利用料50セント ほど。
カード払いできるところもありますが、小銭を持っておくと安心です(50セントはスーパーマーケットのカートでも必要ですし)。

清潔さは?→「普通に快適」レベル!

トイレの清掃状態は、総じて良好。
よほどのハズレでない限り、「これはムリ…」というレベルのものには出会いません。

通常はトイレットペーパーも完備ですが、切れていることもあるので、水に流せるティッシュ(オーストリアでは販売されていません)を持っておくと安心です。

大きな公園にも公衆トイレはありますが、こちらは無料で利用できます。ただし、街なかの有料トイレに比べると、清掃の行き届き具合は少し劣ることもあります。

夜間&人通りの少ない場所は避けよう

夜遅くやひと気のない場所のトイレ利用は避けた方が無難。
特に夜間は、レストランやカフェなど、安全そうな場所のトイレを利用しましょう。

ウィーン市の「公衆トイレマップ」が便利!

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レストラン・カフェ・デパートのトイレ事情

レストランやカフェは、基本的にお店の利用者専用。
無料で使えることがほとんどで、清潔さも「普通に快適」レベルです。

入口に小皿があり、お掃除の方が座っている場合は、感謝の気持ちとして50セント程度を置くのがマナー。

美術館・博物館・コンサート会場も安心

美術館、博物館、宮殿、コンサート会場など、観光施設のトイレも、無料&清潔で安心して使える場所が多いです。

マクドナルドもトイレの味方!

ウィーン市内にあるマクドナルドでは、50セントでトイレが使えます(カードOKの店舗も)。

(※全店舗調べたわけではありませんので、市中心部の大型店舗情報とご理解ください)

使い方は、トイレ入り口の機械にコインを入れてバーを押すだけ。
その後、「50セント分のクーポン」が出てくるので、忘れずにゲット!(レジでの支払い時のみ使えます)

お子さん連れの場合は?

「子どもの付き添いなのに、クーポンで戻ってくるとはいえ、下の子も一緒だと合計1.5ユーロ!?」なんてこともありますよね。

そんな時は、バーを押して入るタイミングでお子さんとぴったりくっついてサッと入れば、警告音が鳴ったり注意されたりすることは、これまでのところありませんでした。

キレイかどうかは地域差もあるかも…

ちなみに、ウィーン10区のReumannplatz(ロイマンプラッツ)周辺など(移民の方が多い繁華街です)、一部のファストフード店では、トイレの清掃状態がよくないと感じたこともありました。

地域によって差があるようなので、訪れる際はちょっとだけ気にかけてみてくださいね。

赤ちゃん連れの方へ:オムツ替え&授乳スペース

ウィーンでは、デパートやショッピングセンターのほか、

  • 書店 Thalia(大型店)
  • H&M(大型店)
  • ドラッグストア dm

などでも、おむつ交換台や授乳室を設置しているところがあります。

詳細は、オーストリアの子育てメディア「Babymamas」のサイトが便利です(翻訳機能を活用してみてください)

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私のおすすめアイテム

子どもが小さい頃、携帯用の補助便座を持ち歩いていました。
座らせるのもラクだし、衛生面でも安心です♪

おトイレコラム①:水が止まらない!?

オーストリアでよく見る、壁にある大きなボタン式のトイレ。

水を流すときは、壁のボタンを押すだけですが、
たまに「え、水が止まらない!?」事件が発生することも…!

これは、内側の部品が戻っていないだけというケースがほとんど。

そんな時は、壁のボタンを「ポンポンッ」と軽く叩いてみてください。
中の棒が動いて、無事に水が止まります♪

おトイレコラム②:ガラス張りの!? カフェ・ディグラス

伝統的なウィーン風カフェ「Café Diglas」。

Café Diglas, Wien
Café Diglas
© WienTourismus/Christian Stemper

とても素敵なカフェですが、トイレがなんとガラス張り!

「中、丸見えなの!?」とびっくりしますが、ご安心を。
鍵をかけると、ガラスにスモークがかかって中は見えなくなります。

初めて見たとき度肝を抜かれましたが、「いざっ!」と最初に利用したご婦人の勇気に、私もみんなも救われました…✨

おトイレコラム③あの「オペラトイレ」、実はもうないんです…

かつてカールスプラッツ駅(Karlsplatz)構内にあった伝説の「オペラトイレ」———。
ウィーン国立オペラ座のすぐそばにあり、「美しく青きドナウ」が優雅に流れる中で用を足せる…という、なかなかに風流(?)なトイレでした。

観光客にもひそかに人気だったこのトイレですが、
ウィーン市の「トイレは見た目も統一感が大事!」という事業戦略の一環で、残念ながら2019年に撤去されてしまいました。

今となっては、話のネタとして語り継がれるのみ…!
「ウィーンのオペラトイレ」、なんとなくゆめうつつなウィーンらしくて好きだったのですが…🎭

オーストリアのトイレ、まとめ

ウォシュレットや自動開閉などのハイテクトイレはないものの、
オーストリアのトイレは総じて清潔で安心して使えます。

ちょっとした工夫と準備で、旅行中の「困った!」も乗り越えられますよ♪

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♡すめぺん♡
♡すめぺん♡
~2009年よりウィーン在住~

文化人類学を専門に学び、オーストリアの暮らしや文化に長く親しんできた人。
ウィーンで子育てをしながら、ブログでは現地の生活情報や、ちょっとした気づきを発信中🌿

大学研究室、芸術文化系の職場やメーカー勤務を経て、
勤務先などを通じてリロケーションサポート(生活立ち上げ支援)にも10年以上携わってきました。
(※現在、滞在に関する個別のご相談はお受けしておりませんのでご了承ください。)

ネコ、写真、宗教音楽、宇宙などが好き。
なんでもスローテンポな人間なので、家族には「前世はナマケモノ🦥」と笑われていますが、
「ナマケモノでもまぁいっか」と、最近ようやく思えるようになってきました😊
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