今日はオーストリアのスーパーマーケットについて書いてみたいと思います。
日本と同じようで、実は結構違う というオーストリアならではのスーパーマーケット・ルールみたいなものがあったりするんですよね。
私がオーストリアに来た当初、本当にバナナ1本の買い方すらわからず、買うのを諦めていた数週間(数ヶ月だったかも…)というのがありました。
事前にこのスーパーマーケット・ルールを軽く頭に入れておけば、勝手が違うオーストリアのスーパーマーケットでも、つつがなくスラスラとお買い物が楽しめることと思います!
オーストリアのスーパーマーケットで楽しめる“デリカテッセン”情報も、最後にちょこっと書き添えましたので、ご旅行の方も、また、これからオーストリアで生活を始めるという方も、ぜひご一読ください。
なお、“オーストリアでのショッピングあるある”でもある(日本のように24時間365日いつでも営業している訳ではない)営業日・営業時間問題については、下の関連記事に詳しく書いてありますので、参考にしてみてください。
スーパーマーケットでは…
ショッピングカートを利用する場合は、硬貨が必要です
日本のスーパーマーケットに置かれている一般的なショッピングカートに比べるとずっと大きく、重いカートで、“まずカートにカゴを置いて…”という使い方ではなく、商品をそのまま、ショッピングカートに入れていきます。
お客さんが、カート置き場ではない適当な場所にカートを放置したり、盗難にあったり…というのを防ぐ目的で、カートには“錠”が付いています。“錠”に硬貨を差し込むことでロックが外れ、前に置いてあるカートと離し、利用できるようになります。
利用が終わったら、また元の所定の場所にカートを戻し、前に置かれたカートに付いたカギを差し込むことで、硬貨が戻ってきます。
海外の空港などには、同じシステムのカートがありますよね。ウィーン国際空港にあるカートも、この”硬貨投入式”です。
50セントと1ユーロ硬貨が差し込めるカートが一般的です。
以前は、2ユーロ硬貨も差し込めるようになったカートもありましたが、今はほとんど見かけなくなりました。
これ、ちょっと目を離した隙に、カートに差してある2ユーロが結構盗まれたんですよね。
何か特殊な器具(というほどの器具でもない気がしますが)を使って、カートに差し込んである2ユーロを、サラリっとコソ泥がくすねていく訳です。
コソ泥も、50セント程度ではあまり手を出しませんが、2ユーロだと“試してみる価値あり”と判断するようで、結構盗まれましたね。
たぶん、こんな背景もあって、2ユーロ差し込みカートはなくなったのでは…と推測します。
買う物が結構たくさんある、という時、持ち合わせの50セント・1ユーロがないと、正直「…あ、ダメだ…。これ、出直しだ…。」となりますね。
オーストリア人(というか、ウィーンだと外国人も多い訳ですが)だと、混雑したレジに反対側から割り込んでいって、「これ、くずして!」とやってますが、“割り込んでいって無理やり話しかける。迷惑そうな態度をされても一向に気にしない”というファイター感のある方じゃないと、ちょっと初心者には難しいです。
ですので、お財布とは別に、カート用の50セントを常にバッグの中のミニポケットなんかに入れておくと安心ですね。
レジには、自分で商品を置いていきます
日本だと、レジにカゴを置くだけで、レジの方が商品をスキャンし、きれいに次のカゴへ並べていってくれますよね。お客さんがするのは、カゴをレジに置くだけです。
これがオーストリアだと、レジに並ぶ前は、若干戦闘態勢に入りますね。
まず、カートの中の商品を、急ぎレジのベルトコンベアの上に並べる。
↓
前の人の商品、後ろの人の商品と混ざってしまわないよう、自分の商品の前後に“仕切り”を置く(“仕切り”はレジに置いてあります。レジの人が使用済みの“仕切り”を、ガッツンっと勢いよく戻してくるのですが、毎回勢いがよすぎるため、ここでちょっとドキッとします)。
↓
並べ終わるか終わらないかの内に、自分の順番が来たりするので、「Grüß Gott!(こんにちは)」などと急いで言いながらレジの人の前を速やかに通過し、レジの人がスキャンしてガンガン流してくる商品を、自分のカート内に大急ぎで戻していく。
↓
商品をすべてカートに移し終わる前に、「はい、お会計15ユーロです」とか言われるので、大急ぎでお財布を引っ張り出したり、残りの商品をカートに移したり、お金を出す時に慌てすぎてカバンから物をぶちまけたり、そんなゴタゴタを同時にこなしながらお会計を終え、まだ口が開いたままのお財布と、もらったばかりのレシートを手に持ちつつ、大急ぎでゴツいカートをセイヤッ!と押して、とりあえずお財布が閉められる場所を探す、
みたいな、そんな流れになります。
急ぎ、ドキッ、急いで、ガンガン、大急ぎで、大急ぎで、大急ぎで…と続いているのでもわかりますように、ほんと、気合入れてないと、つつがなくレジを通過することができないんですよね。
休暇が終わって、レジの前でボーっと立っていればよかった日本からオーストリアに戻り、レジで大慌てになって商品・会計と格闘している自分にふと気づいた時、「あぁ、オーストリアに戻ってきたんだなぁ…」と、しみじみ感じます。
カートではなく、“カゴ”を使う際の注意点
スーパーマーケットの入口には、ショッピングカートだけでなく、いわゆる“カゴ”が置いてあることがあります。
このカゴ、比較的最近(といっても、もう何年も経ってますが…)始まったサービスで、“大して買う物はないけれど、手で抱えてるのはちょっと大変”なんていう時に使うと便利なんですが、使用の際には一つ注意点が。
レジでお会計を済ませた後、商品を詰める場所までカゴを使わせてくれるお店だと問題ないんですが、レジのベルトコンベアで急ぎ買う物を並べている時に、レジの人に回収されちゃうことがあるんですよね、このカゴ。「カゴ、返してね」と言われて。
買う商品が1-2点なら問題はないんですが、5-6点ほどあるなんていう場合は、上記<レジには、自分で商品を置いていきます>でご紹介したレジでの戦闘態勢の下(もと)で、“同時に、商品を袋詰めしていく。なぜなら、商品を運ぶ予定だったカゴが回収されちゃったから”が加わることになり、これはえらく大変なことになります。
単にカバンに突っ込めばいい…という物だけなら大して問題はないですが、「じゃがいもは下で、イチゴと玉子は上で…」などとやっていると、もう次のお客さんの商品がゴロンゴロンと流れてきてしまいます。
レジでお会計を済ませる他のお客さんを見ると、「あ、ここはカゴ持ち出しOK!」「あ、ここはカゴ回収ね」とわかりますので、レジでの戦闘レベルを上げたくない方は、事前にちょっとチェックしてみてください。
※ “カゴはレジの外まで持ち出しOK”のお店が、近年 格段に増えている感じがします。
レジでカゴ取り上げられちゃうって、実際 本当に現実的じゃなくて困っていたのでよかった!
袋は有料です
既に日本のスーパーマーケットでも当たり前になっていますが、オーストリアもスーパーマーケットの袋は有料です。
ビニール製、紙製、不織布製(これは若干お値段高め。その分何度も使えて便利)、あるいは保冷バッグなど、レジの下や横などにたくさん下がっていますので、好きなものを選び、商品と同じようにベルトコンベアに並べて購入します。
野菜・果物は、量り売りのものも多いです
バナナやリンゴ、洋ナシ、トマト、キャベツ、さつまいも などなど…。
基本、パック入りになっておらず、バラバラに売られている野菜・果物は“量り売り”になっています。
売り場に薄いビニール袋(これは無料。最近は紙袋もありますね。あと 一度買えば繰り返し使える布製も登場してきました)が設置されていますので、その中に必要な分の野菜・果物を入れ、同じく売り場に設置されている“測り”で測ります。
例えば「バナナを買おう」と思った場合、バナナコーナーに「番号××番/1kg ××ユーロ」とわかりやすく貼ってありますので、測りではこの番号「××番」を押してください。
重さによって値段が計算され、シールに印刷されて出てきますので、バナナの入ったビニール袋にシールを貼って完成。
これをこのまま、レジに持って行くだけです。
例えば、きゅうり、ブロッコリー、パプリカなどは「1個いくら」で売られているものが多く、その場合、値段の単位として「Stk<Stück(…個)の略>」と書いてあるのですが、
これとは違って、キャベツ、白菜、さつまいもなどなど、大きさが不揃いで、大小様々な大きさがある、という野菜の場合、「1kg・100g でいくら」という単位で売られていることが多いです。この場合は、上のバナナの例と同じように測りを使って野菜の重さを測り、値札シールを貼りましょう。
これ、慣れない内は、結構間違えるんですよね。
「え、キャベツ1ユーロか…。安いから買ってこ。」とカートに入れたところ、実は 1個 1ユーロ ではなく、1kg 1ユーロ で、レジで「シール貼り忘れてますね~」などと言われて重さを測られ、実際のキャベツは 1.5kgの1.5ユーロ だった…みたいな間違いです。
「…安かったから買ったのに…」という感じで、軽く打ちのめされます。
腐っているもの、期限切れのものも意外と売られています
野菜・果物の類は、売られている時点で、既に腐っている…ということも結構あります。
玉ねぎなんかだと、ネットにまとめられていると中がよく見えないんですが、家で開けて見たら ドロドロに腐ってた なんてことも、意外とありますね。
カビの生えたブロッコリー、ズッキーニ、パプリカ、ミカン、イチゴなんかもあったなぁ…。
以前、オーストリアに来て間もない頃、オーストリア在住の日本の方が集っている掲示板で、「昨日買った玉ねぎが既にドロドロなんですが、こういうことってよくあるんですかね~」と軽い気持ちで書いてみたところ、結局「腐っているのに気づかないで買った あなたが悪い!」的な流れになりまして、「おぉ、オーストリアでは、不良品をつかまされちゃった人が、むしろ“悪”なんだ…」と、オーストリア社会で生きる上での厳しさを垣間見た思いでした。w
っていうか私、日本で玉ねぎがドロドロに腐っている姿に出くわしたことがないんですが、これってどういう違いなんでしょうね、まぁ、ここではあまり関係ありませんが…。
ソーセージやハムなど、半端なく期限の切れた加工肉、というのにも出くわしたことがありますね。なので、食品を購入する際は、賞味期限にも注意を払いましょう。
オーストリアでは、「15.09.2019」のように、「日.月.年」の順で賞味期限が記載されています。
ぶつかってへこんだ缶詰、なんていうのも結構ありますね。
私、これ、小学校の社会科の授業で、「ぶつかって変形している缶詰は、中身が変質してしまっている可能性もあるので、売ってはいけません!」って習ったこと、昨日のことのようによく記憶しているんですが w、どうもオーストリアでは言われないんでしょうねぇ。
へこんだ缶詰、普通に売られていますので。
あと、これは絶対気をつけて!というのが、玉子。
玉子は再生紙で作られたような厚い紙パックで売られていて、中が見えないようになっていますが、結構な確率で中の玉子が割れています。
紙パックに卵液がもれているのに気づかず買ってしまって、他の商品が卵液まみれに…なんていうこともありますので(というか、私にあったんですが…)、皆さんも玉子購入の際には気をつけてください!
紙パックをちょっと持ち上げて下がぬれていないかチェックしたり、フタを開けて中身をチェックしたり、他の人も普通にやっていますので大丈夫です。
レシートは持ち帰りましょう
これは一応、2016年から施行された法令で、店側は必ずレシートを渡す義務があり、客側もレシートを受け取る義務があるんですよね。
レシートは、少なくともお店の外に出るまでは必ず持っている必要がある、と、一応そうなっています。
法令ができた頃は、「ほぉ、そうかそうか、必ず持ち帰る…」と思っていましたし、お店屋さんでも必ず渡すようになっていたかと思うのですが、2019年現在、また以前のように、なんだかあやふやになってますねぇ。
レシートはくれたりくれなかったり、あるいは「レシートいる?いらない?」と聞かれたり。
でもまぁ、法令は順守がいいでしょうし 笑、レシートがあるって意外と心強いんですよね。いざという時に、“盗んだ物ではないよ”という証明になってくれますので。
オーストリアでは、他のお店で購入した物を持って、別のお店に入るという場合、結構気を遣うんですよね。
売り場に入る前に、「これ、他店で買ったものだから、ここで預かっといて」と言って、レジ内に荷物を置いていくなんていう人も多いですし、あるいは商品購入の際にレジで、「これ、他店で買ったものだからチェックする?」とか言いながら、買い物袋の中身を見せている、なんていう人もいます。
そんな疑われやすい状況の際にレシートを持っていると、何かと安心ですよね。
なので私は、常にレシートもらっておく派です。
入口・出口は逆流できません
スーパーマーケットの入口自体は、もちろん出たり入ったり自由な訳ですが、売り場そのものに入る入口は常に一方通行。
「買おうと思ったけど、やっぱりやめた」と、売り場の入口を引き返そうとすると、「ピーピーピーッ!」と警告ベルが鳴り響き、ひじょうに目立ってしまうことになります。
ですので、何も買わずに出る、という場合も、レジの横をすり抜けて、外へ出る必要があるんですよね。
レジの横スペースは意外に狭く、大きなカートでふさがれた状態になっていることもありますし、何より、レジの前を何も買わずに通り過ぎるって、結構勇気がいります。w
私は、「すみません~、買いたい物なかったわ~」的な表情を作りながら(まぁ相手にはそう映ってないかもしれませんが)、スルリっと通り抜けたりしていますし、敢えてカバンの中をチラッと見せつつ、「何も盗ってないのよ~、ごめんなさいね~」的に通って行く人、あるいは“ここにレジなんかあったか”ぐらいな勢いで、何事もなかったように平常通り通り過ぎて行く人など、いろいろいますが、とにかくまぁ、“入口・出口は一方通行・逆流禁止”というのだけ覚えておかれるといいですね。
※ 2022年現在、逆流OKな店舗が非常に増えてきました。私が普段訪ねるスーパーは、もうたぶんほとんどが逆流OK。
基本、売り場入口に“逆流禁止”の遮断扉が付いている場合は、確実に逆流禁止かと思います。
スリが意外といるかも
スリはどこにでもいますが、人通りの少ない住宅街なんかにも出没したりしてびっくりしますが、スーパーマーケットにもいます。
普段は気をつけているつもりでも、「これ、なんだろう」と商品に集中していると、意外に後ろがお留守になっている、なんてことがあるんですよね。
私も何度か経験がありますが(これまではなんとか“未遂”で防げていますが)、スリの手腕といったら、ほんと神業です。
なんの気配もなく、サラリとスっていきますからね。
私がとあるスーパーマーケット(まぁ Hofer でしたが)で、“へぇ、いっぱいあるねぇ~”とパンを見ていた時。
本当にほんの一瞬、耳の後ろに、人の息めいた気味の悪い生暖かさをかすかに感じ、すぐさま「スリだっ!!」と、もうそれこそ0.2秒ぐらいの瞬息で振り向いたところ、耳の後ろ5センチぐらいのところに、人が立ってましたね。笑
いや、全然笑えないんですが。
般若の形相で「キ、キサマ~~~っ!」とにらみつけたところ(まぁ、身長150センチににらみつけられても、痛くもかゆくもないでしょうがね…)、軽~く「Sorry」と言い残し、スリは去って行きました…。
その後、カバンの半分がスリの手によって、ベロンと開いていましたね。
レジの前で、商品をベルトコンベアに並べるのに気を取られている間にスリにあった…なんていうケースもざらにあります。
「今、盗ったでしょ」と問い詰めてみても、もう既にお財布は、ぐるでスリを働いている仲間の手に渡った後…。
私、カバンは常に体の前で抱えて、しかもカバンの口は腕でふさぎながら歩く人間なんですが(常にスリを意識しなければいけないオーストリア生活の中で、自ずから身についていったスキル。パンの時は、我ながらほんとパンに気を取られ過ぎていました…)、皆さんもぜひ、カバンは常に前!カバンの口は手か腕でふさぐ!を心がけてみてください。
2週間も続けると すっかり癖になり、もうそうせずにはいられない自分に気づかれることと思います。
日本で普通に使っていた口の大きく開いたバッグ、またはマグネット1個で留めてあるだけのバッグなどは、こちらでは不用心過ぎで使えなくなりました。
レジでは、後ろの人に場所を譲ることも
レジに並んでいる際、例えば後ろの人が、商品を1-2点しか持っていない、ということがありますよね。
もちろん、自分も1-2点、あるいはせいぜい3-4点しか持っていないという場合は、敢えて順番を譲る必要はありませんが、自分はカートに普通に それなりの量の買い物があるという場合は、「Bitte(どうぞ)」などと言いながら、順番を譲ってあげるといいですね。
なぜなら、みんなそうするから。笑
まぁ、100% 全員が全員…という訳でもありませんが、多くの人が順番を譲ってますね。
逆に、自分の後ろにいる 商品を1-2点しか抱えていない人が、「○×※+×÷/△?」なんてドイツ語で話しかけてきたら、それは十中八九「これしか持ってないんですけど、先に行かせてもらっていいですか?」かと思いますので、慌てず落ち着いて、順番を譲ってあげましょう。
強制ではありませんが。笑
デリカテッセンでワンランク上の食材を
デリカテッセンであってます??ちょっと大きめのスーパーマーケット内にある、お肉・加工肉(ハムとかサラミとか…)・チーズなどなどを量り売りしてくれるコーナーのことを言ってます。
デリカテッセンのショーケースに並べられたハム、おいしそうですよねぇ。実際、おいしいです。
パックに入って売られている通常の加工肉にはなかなかない、“ローズマリーなどのハーブをまぶして燻製にしたハム”のような 高級感一割増し的なお味が楽しめます。
加工肉やチーズ以外にも、ドイツ語で Aufstrich(アウフ シュトリッヒ)と呼ばれるスプレッド(パンやクラッカーなどの上に塗って食べます)、ピクルスなんかも売られていて、これら全部、丸パン(ゼンメル Semmel)に挟んで売ってくれたりもします。
同じくデリカテッセンで売られているシュニッツェルやハンバーグ、レバーケーゼ(※ レバーケーゼについては、下の関連記事も参考にしてください!)などのあったか系フードも、パンに挟んで売ってくれますよ。
“ちょっと小腹が空いたけど、できてから何時間も経っている しおれたレタス入りの出来合いパンはちょっと…”なんていう場合、デリカテッセンでスプレッドとピクルスをゼンメルに挟んでもらったり、ハムとチーズを挟んでもらったりしてパクっといけば、“1パック買って余っちゃった…”なんてことなしに地元の味が楽しめますし、何より新鮮でおいしいです!
ちなみに、オーストリアでこういった食品を注文する場合、通常の グラム・キログラム単位 ではなく、デカ(Dekagramm<dkg, dag> )という単位が使われたりします。
1 デカ = 10グラム のこと。
なので、「ハムを 150グラム ください」ではなく、「ハムを 15デカ ください」と言ったりする訳ですね。
ただ、私は算数が苦手過ぎるので、ただでさえ緊張するショーケース・ショッピングで更なるストレスを増やしたくないため、このデカ、使ったことありません。笑
これまでのところ、グラムで注文して何の問題もなかったですね。
おわりに
デリカテッセンについて書いていたら、私も行きたくなってきました。笑
日本から訪ねてきてくれた食べるの大好きな私の友人なども、ウィーンに到着した翌日の早朝、「シンケン(ハムのこと)、ツェーン デカ(100グラム)、ビッテ(プリーズ)」だけ覚えて、スーパーマーケットまで呪文のように唱えながら、一人で立派に、超絶おいしいハムを買ってきてくれました。
外国に来て、地元の人が普通に訪れているスーパーマーケットを訪ねるって、なんだかとても楽しいですよね!
見るもの見るもの目新しくて、テンション上がります。
スーパーマーケットのレジの方は、日本と違い、まず、イスに座っています。ドカっと。
そして、若干 高圧的に見えることもあるかもしれませんが、それが“素”の姿であるだけで怒ってる訳ではないので大丈夫です!笑
“愛想”という文化があまりないだけで、素=感じが悪い、というんではなく、素=肩の力が抜けている という感じですね。なので大丈夫です。笑
ちょーっと配慮の足りない人だったりすると、レジでスキャンした後の商品、特にビン類なんかを ガッランガッラン 転がしてきて、「おいおい、割れるよ」と思うことは結構ありますが、それで割れたことないので、やっぱり大丈夫です。笑
オーストリアに来られたら、皆さんもぜひ一度、スーパーマーケットに立ち寄ってみてくださいね!