ウィーンのゴミ出し、実はとってもシンプルで便利!
「昨日ウィーンに着いたばかり」「旅行中にちょっと立ち寄っただけ」なんて方でも、この記事を読めば、すぐに正しいゴミの捨て方がわかりますよ。
基本は、ほぼ何でも・いつでも捨てられるというスタイル。
「ゴミの日をうっかり忘れて、また1週間ゴミと暮らすことに…」なんてこと、ウィーンではありません。
日本では、決まった曜日を守って、前の晩からゴミを準備して、
収集車の音にあわてて家を飛び出す…そんな経験、ありませんか?
私は昔、つっかけを履いてダッシュでゴミ捨て場まで走ってばかりいました。笑
「走らんでもええよ〜」って声をかけてくれた、優しいゴミ収集のおじさん。あの方、今もお元気だといいなぁ…🌼
そんな思い出も大切にしつつ、
ここではウィーンのゴミ出し事情を、日本との違いも交えながらわかりやすくご紹介していきます🧹
🆕【2025年1月〜】ペットボトル&缶もデポジット対象に!
オーストリアでは、2025年1月1日から ペットボトル と 飲料用アルミ缶 が全国で統一的にデポジット(Pfand)対象になりました。
これらの容器には「Pfandマーク」がついていて、購入時に 1本あたり 25セント の預かり金が加算されます。
飲み終わった容器は、スーパーなどに設置された 自動返却機(Pfandautomat)に入れると、預けた金額がそのまま返金されます。
この新制度は、リサイクル率の向上 を目的とした全国的な取り組みです。

旅行中に買った飲み物の空きボトル・缶、捨てる前にちょっと待って!1本につき25セントが戻ってきますよ〜🌟
なお、以前からあった ビール瓶 や 一部のジュース瓶 など「再利用型ボトル(Mehrweg)」に対するデポジット制度も、引き続き有効です。
こちらは2025年2月に、Pfand料金の値上げが実施されました。
この新制度の導入により、「黄色ボックス」などの分別との違いが少しややこしく感じる方もいるかもしれません。
次の項目から、具体的に整理していきます👇
🗑 一般ゴミと古紙の捨て方

一般ゴミ @ Copyright: MA 48 / UNIQUE

ウィーンでは、一般ゴミ(Restmüll) と 古紙(Altpapier) は、アパートに設置された専用ボックスにいつでも捨てられます。
多くの場合、アパートの1階にある「ゴミ専用ルーム」や、中庭・共有スペースの一角に設置されています。
🛍 一般ゴミの袋について
特に決まったゴミ袋はなく、以下のような袋でOKです:
- お店でもらった紙袋やビニール袋(※最近はビニール袋も無料配布も、ほぼ廃止されていますが…)
- スーパーやドラッグストアで売っているごみ袋(Müllsack / Müllsäcke)
回収は週1回以上行われ、収集日は地域や建物によって異なります。
祝日に当たる場合は、その翌日に回収されることが多いです(土曜でも回収されることがあります)。
📦 古紙の出し方と注意点
古紙は、箱をつぶす・中に詰めるなどして体積を小さくしてから出しましょう。
🛑 古紙ボックスに入れてはいけないもの:
- 牛乳・ジュースの紙パック(※2018年から黄色ボックスへ)
- レシートなどの感熱紙
- 汚れた紙(ピザの箱など)
- 表面加工された紙類
これらは 一般ゴミ に捨ててください。
🧃 分別ゴミの捨て方
ウィーンの街中には、分別ゴミ専用のボックスがたくさん設置されています。
通り沿いや公園の脇など、ほんの5分ほど歩くだけで見つかることも多いです。
▶ ウィーン市の オンライン地図 では、分別ボックスの設置場所もチェックできます。
🍾 分別ゴミ①:ガラス系(ビン類)

⚪🟢 ガラスの分別は「透明」と「色付き」に!
ガラスボトルは、2種類に分けて捨てる必要があります:
分別ボックス | 入れるもの | 入れてはいけないもの |
---|---|---|
♻️ 透明ガラス(Weißglas) | 透明なビンのみ | 少しでも色のついたビン |
♻️ 色付きガラス(Buntglas) | 緑・茶・青など色のあるビン | 透明なビン |
※ ビンのふたやコルクは外して、別の分別(多くは 黄色ボックス や 一般ゴミ)へ。
🕰 捨てられる時間帯:6:00〜22:00
夜間の「ガチャン!」音が近所迷惑にならないよう、時間制限があります。
🚫 ガラス系で「ビン以外」のものは注意!
以下のものは、ガラスボックスには絶対に入れないでください:
🔸 一般ゴミへ
- ガラスのコップや皿
- 陶器・瀬戸物
- 白熱電球・ハロゲンランプ(すでに廃止傾向)
🔸 ゴミ集積場(Mistplatz)へ持ち込み
- 鏡、窓ガラス、板ガラス
- 花瓶などの大きめのガラス製品
🔸 危険ゴミ扱い(以下の場所へ)
- 省エネ電球(Energiesparlampen)など、水銀を含むもの
→ ゴミ集積場(Mistplatz) または 危険ゴミ集積場(Problemstoffsammelstelle) へ。
→ もしくは、3か月に1~2度巡回する「Mobile Problemstoffsammlung(移動式危険ゴミ回収車)」でもOK。

省エネ電球は見た目が普通の電球に似ているので要注意!
ついウッカリ一般ゴミに入れないようにしましょう〜
🟡 分別ゴミ②:軽量包装(Leichtverpackungen)|黄色いボックス

ウィーンの「黄色いボックス」は、昔はプラスチックボトル専用でしたが……
📌 2019年9月から → 金属・缶類もOKに!
📌 2023年1月から → 食品容器やラップ類などもOKに!
つまり今は、ほぼすべての「プラ&金属包装」がここに捨てられるようになっていて、とても便利になっています🙌
✅ 入れてOKなもの
🧴 プラスチック包装
- 食用油・酢のボトル、洗剤・シャンプー容器、食品用プラ容器全般
- ヨーグルトカップ&フタ、チーズやハムのプラ容器
- スナック菓子の袋、ラップフィルム、ビニール袋
- 発泡スチロール(小型)
- プチプチ梱包材、チューブキャップ類 など
🧼 中身は基本空にするだけでOK!
→ 洗う必要はないけれど、家に置いておくなら軽くすすいでおくと◎
🥫 金属包装
- アルミホイル、ビンの金属ふた
- 金属製チューブ(マヨネーズ・ハンドクリーム等)
- アルミ製のコーヒーカプセル
- (以前はOKだった)ねじ・釘 → 現在は一般ゴミへ
- (同じく)針金 → ゴミ集積場へ
※手芸・園芸用など小さなものは一般ゴミでOKの場合も
🧃 紙パック
牛乳やジュースなどの紙製パックもこちらへ
🚫 入れてはいけないもの
以下のものは、黄色ボックスNG!
それぞれ別の処分方法になります👇
種類 | 対象 | 処分方法 |
---|---|---|
❌ 汚れた包装 | ベタベタなプラ容器など | 一般ゴミ(Restmüll) |
❌ プラ製のおもちゃ・じょうろ など | 包装ではないプラスチック製品 | Mistplatz へ持ち込み |
❌ 延長コード・ケーブル類 | 電気が通るもの | Mistplatz へ |
❌ インクカートリッジ | 使用済みプリンタインクなど | Mistplatz または Problemstoffsammelstelle へ |
❌ プラスチック製コーヒーカプセル | アルミ以外のもの | 一般ゴミへ |
❌ 大型の発泡スチロール | 引っ越しなどで出るサイズ | Mistplatz へ |
❌ スプレー缶・塗料・オイルの缶 | 中身のあるもの | Mistplatz または Problemstoffsammelstelle へ |
❌ 自動車部品・家電製品 | 危険物・大型物 | Mistplatz または Problemstoffsammelstelle へ |
🍳 フライパンや鍋などの調理器具は?
以前は黄色ボックスOKでしたが、現在はMistplatzへ持ち込みが必要です。
🚌 危険ゴミは「移動回収車」も便利!
省エネ電球・カートリッジ・スプレー缶などの危険ゴミは、
3か月に1~2度巡回する「Mobile Problemstoffsammlung(移動回収車)」を活用するのもおすすめ!
回収のお兄さんによると、「一辺が50センチ以内の物なら回収するよ~」とのことなので、意外と大きめな物でも持っていってくれます🙏
🚩 近くの停車場と日程は、ウィーン市の公式サイトで確認できます。

ルールは毎年のように更新されているので、「去年までOKだったのに今はNG…」ということも。迷ったら「包装かどうか?」と「素材」をチェックしてみましょう!
🏠 一戸建て地域は「黄色い袋」になる場合も!
ウィーン市では、以下のような一戸建てが多いエリアにお住まいの方には、「黄色いボックス」ではなく、“黄色い袋(Gelber Sack)”が無料配布されます。
📍対象地域(ウィーン市内の一部):
- 10~14区
- 16~19区
- 21~23区 の一部地域
この黄色い袋に、黄色ボックスと同じ種類の包装ゴミを入れて、決まった日に家の前など、通りからよく見えるところに出しておくと回収されます(回収頻度は6週間に1回です)。
🗓 回収日は「ウィーン市の公式アプリ」で確認できます。
🔗 ウィーン市ゴミ回収案内(ドイツ語/翻訳機能でご覧ください)
🟤 分別ゴミ③:有機ゴミ(Biotonne)|茶色いボックス

街角に設置されている茶色いボックスは、草や花、小枝、野菜くずなど、自然由来の「有機ゴミ」専用です。
✅ 入れてOKなもの
- 草、花、葉、小枝
- 野菜の切れ端、果物
- 観葉植物(※根のまわりの土は取り除く)
- パン
- お茶・コーヒーの出がらし
👉 つまり、“自然素材の未加工ごみ”が中心です。
❌ 入れてはいけないもの
- 肉、骨、玉子(殻もNG)
- 乳製品(ヨーグルト・チーズなど)
- 調理済み or 味付きの食品(果物・野菜含む)
- 残飯
- 土(観葉植物の根のまわりなど)
これらは 一般ゴミ(Restmüll)へ。
🛍 専用袋についての注意
「Bio-Müllbeutel」などの名前で、有機ゴミ専用の袋(多くは緑色のビニール袋)がドラッグストア等で売られていますが…
📌 実は、使わないでほしい!とのこと。
ウィーン市の案内によると、たとえ“堆肥化可能”と書かれていても、実際には堆肥化に適していない場合があるそうです。
そのため、小さなバケツなどに直接集めて持っていくのが理想的とされています。
🤷♀️とはいえ…実際のところは?
「バケツに集めて、こまめに捨てに行く」なんて、正直ハードル高いですよね…。
生ゴミが少量の家庭では、一般ゴミにまとめて捨ててしまうケースも多いです。
♡すめぺん♡宅も同様で、量が少ないこともあって、大半の生ゴミは一般ゴミへ。
実際、茶色いボックスを覗いてみても、「庭掃除で出た草木類」がほとんどという印象です🍂
🌿 ワンポイント
生ゴミをできるだけ分別したいという方には、におい漏れの少ないフタ付きミニバケツ などがあると便利かもしれません。
🔁 デポジット対象になったペットボトル・缶の返却
オーストリアでは、2025年1月1日から、ペットボトルや飲料用アルミ缶に「Pfand(デポジット)制度」が導入されました。
🧃 デポジット制度って?
飲み物を買うときに、商品代金に加えて25セントのデポジット料金が上乗せされます。
飲み終わったあとは、容器を返却することで、その25セントが戻ってくるという仕組みです。
- 容器サイズ:0.1〜3リットルの範囲
- 対象:ほぼすべてのペットボトルとアルミ缶
- 対象容器には、わかりやすいPfandロゴが付いています
🟨 ロゴ付き容器は、捨てずに返却がおすすめ!
→ お財布にも、地球にも優しい選択です🌍
🧴 一部対象外のもの
衛生面や保存性(=すぐに消費するものではない)の観点から、以下のような商品はPfand対象外です:
- 牛乳や乳飲料(Milch, Milchmischgetränke)
- シロップ類(Sirup)
📌 対象外の容器は、黄色いボックス(Leichtverpackungen)へ。
📍 どこで返却するの?
最も簡単なのは、スーパーに設置されている自動返却機です。
▶ 自動返却機の使い方
- 空の容器を機械に投入
- 金券(Bon)が発行される
- 発行された金券は、そのお店の買い物で使える🎫
🛒 SPARアプリを使えば、QRコードをスキャンするだけで金券がアプリ内に保存され、レジでバーコードを提示するだけで支払いに使えます。
※最新バージョンのSPARアプリが必要です。
▶ スーパー以外でも返却OK
パン屋、タバコ屋、ソーセージスタンドなど、対象飲料を販売しているすべての店舗で返却できます(※自販機など一部例外あり)。
ただし小規模店舗では、以下の点に注意:
- 返却できるのは「販売している容量・容器タイプに限る」
- 原則として、販売した本数分だけを回収
📌 「そのお店で買ったもの」じゃなくてもOKですが、大量返却はNGです。
💡小さなお店に持っていく場合は、ついでに何か購入すると、気持ちよくやりとりできるかもしれませんね☺️
🔍 返却できる容器のルール
返却には、以下の条件を満たす必要があります:
- オーストリアのPfandロゴ付き
- バーコード(EANコード)が読める状態
- 容器はつぶさず・ラベルもはがさないこと!



🔻 返却できない例
- ロゴがない容器(=対象外)
- オーストリア国外で購入したもの
- 制度開始前に生産された古い製品
📌 これらは、これまで通り黄色いボックスへ捨てます。
💡まとめ
✅ やること | ❌ NGなこと |
---|---|
ロゴ付き容器は返却する | ロゴのないものを返却しようとする |
容器はつぶさず、バーコードも見えるように | ラベルを剥がす・容器を押しつぶす |
小規模店舗では、控えめな本数に | 小規模店舗で大量に返却しようとする |
🍀 ♡すめぺん♡メモ:SPARアプリが便利!
私自身は、SPARアプリに金券を直接取り込んで使っています。
容器を返却 → QRコードをスキャンするだけでアプリに保存され、支払い時はバーコードを出すだけ!簡単&キャッシュレス派におすすめです📱✨
🍺 ビール瓶などのビン返却(再利用型のPfand)
ペットボトルや缶とは違って、ビール瓶などのガラス容器には、以前から独自のデポジット制度がありました。
実はこれ、国の制度ではなく、ビール会社や飲料メーカーが自主的に行っている仕組みなんです。
🔁 再利用型(Mehrweg)ビンって?
Mehrweg(メアヴェーク)=繰り返し使えるという意味。
ガラス瓶などを回収・洗浄して、再び詰め直して使う、環境にやさしい昔ながらのスタイルです。
🔸 MEHRWEG Pfand(デポジット=預かり金)の表示がある瓶は、購入時にデポジットを支払い、返却すればお金が戻ってくる仕組みです。

💶 デポジット金額の例
ここ数年で、返却時にもらえる金額がアップしています。
容器の種類 | 旧Pfand | 現在のPfand |
---|---|---|
ビール瓶(0.5L / 0.33L) | 9セント | 20セント |
ジュースやミネラルウォーターの瓶(ガラス) | 29セント | そのまま |
📦 ケース買いだと…?
20本入りのビール瓶セットなら:
- ガラス瓶:20本 × 20セント → 4ユーロ
- ケース本体のPfand → 3ユーロ
- 合計:7ユーロのデポジット
💡返さず放置すると…けっこうな金額になりますね💸
ぜひ忘れず返却を!
意外と見落としがちな、ヨーグルトの瓶、ミルク瓶なども対象となっていることがあります。
下のPfandリストで確認できますよ👇

📍 どこで返却するの?
基本的には、その容器を販売しているスーパーで返却します。
- スーパー店内にある自動返却機を使えば、金券(Bon)が発行され、その店で使えます。
- ラベルや瓶に「Pfand」マークがあるもの、または棚の値札に明記されているものが対象です。
🟡 注意!
→ ペットボトルや缶と違って、どこでも返却できるわけではありません。
→ 購入したお店での返却が原則です(ただし、明確に「この店でしかダメ」という強制ルールではないため、返却できるかは店舗次第)。
🚫 返却できないビン
以下のような容器は返却できません:
- Einweg(使い捨て)タイプの瓶
- Pfand表示のないガラス瓶
🔍 一見似ていても、返却対象ではないことがあるので、購入時に棚の表示やラベルをチェックしてみてくださいね。
✨まとめ:ビール瓶などの返却は昔ながらの“持続可能”
特徴 | 内容 |
---|---|
制度の背景 | 国の制度ではなく、業界の自主運営 |
対象 | Mehrweg(再利用可能)な瓶で、Pfand表示あり |
返却場所 | 基本的に購入店舗(スーパーの自動返却機) |
金額 | 1本あたり20〜85セント、ケース込みで数ユーロにも |
注意点 | Einweg瓶は返却不可、分別ゴミ(ビン類)へ |
🔋 電池・💊薬など「ちょっと特殊なゴミ」の捨て方
ペットボトルや瓶のように「よく出るゴミ」ではないけれど、捨て方に注意が必要なものもあります。
代表的なのが、電池や薬など。
誤った方法で捨ててしまうと、火災や環境汚染の原因になることもあるので、正しいルールで処分しましょう。
🔋 電池(Batterien)
使い終わった電池は、スーパーやドラッグストアのレジ付近にある回収ボックスへ。
ほとんどのお店で、買い物をしていなくても回収ボックスに入れることができます。
🛡️ 安全のためにひと工夫!
→ 捨てる前に、電極(+・-)をセロテープなどで覆って絶縁しておきましょう。
これで発火などのリスクを防げます。
💊 薬(Medikamente)
古くなった薬や飲み残しの薬は、そのまま一般ゴミに捨てるのはNG!
正しい処分方法は、以下のいずれかです:
✅ 薬局(Apotheke)に持って行く
不要になった薬は、薬局で引き取ってもらえます。
ただし、外箱(紙パッケージ)は古紙に分別してから、中身だけを薬局に持ち込むとスムーズで親切です😊

実際に試してみたところ、「分別して持ってきてくれてありがとう!」と喜ばれました。
✅ 危険ゴミとして回収施設に持ち込む
後述する「危険ゴミ集積場(Problemstoffsammelstelle)」や「移動式回収車(Mobile Problemstoffsammlung)」に持参して処分することも可能です。
♻️ゴミ集積場(Mistplatz)へ持ち込む方法
「これはどうしても家では処分できないなぁ…」という時は、ウィーン市内にある ゴミ集積場(Mistplatz)の出番です。
市内には13か所のMistplatzがあり、家庭から出るゴミであれば無料で持ち込みOK(※1立方メートルの量まで/1日1回まで)。
🗑️ Mistplatzで引き取ってくれるものの一例
以下のようなものを持ち込めます:
- 壊れた電化製品(洗濯機、電子レンジなど)
- 粗大ゴミ(家具など)
- 食用油(所定の3リットル容器か、空き瓶・ペットボトルに入れて)
- CD・DVD(ケースから外して)
- 大型の発泡スチロール
- 危険物(※次のセクションでも詳しく紹介します)
📝 持ち込み方法や条件は種類ごとに異なるため、ウィーン市の公式サイトで事前にチェックを!
🔗 ウィーン市ウェブサイト|Mistplatzで引き取ってくれるゴミの種類
🔗 ウィーン市ウェブサイト|持ち込みのルール
🔗 ウィーン市ウェブサイト|Mistplatz一覧
🕖 営業時間と注意点
Mistplatzの多くは以下の時間でオープンしています:
- 月〜土: 7:00〜18:00
※ただし、一部の施設では曜日や時間、持ち込み条件(例:ウィーンナンバーの車のみ可、徒歩・自転車のみ可)に制限があることも。
数年ごとにルールが更新されているため、必ず事前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。
🗺️ 主なゴミ集積場(例)
- 【10区】Eva-Zilcher-Gasse 3(Favoriten)
- 【11区】Johann-Petrak-Gasse 1(Simmering)
- 【14区】Wientalstraße 51(Auhof)
- 【16区】Kendlerstraße 38a(Ottakring) ※制限あり
- 【22区】Mühlwasserstraße 2(Stadlau)
📍 全13か所の所在地は、以下の地図リンクからチェックできます👇
🔗 ウィーン市ウェブサイト|Mistplatz・危険ゴミ回収所マップ
☢️ 危険ゴミの捨て方|集積所&回収車を活用しよう
「これ、普通に捨てていいの…?」と迷うようなアイテム、実は「危険ゴミ(Problemstoffe)」に分類されていることがあります。
🧪 どんなものが危険ゴミ?
- 電池・バッテリー
- スプレー缶
- CD・DVD(ケースは除く)
- 省エネ電球
- ドライヤー・電動歯ブラシ・ミキサーなどの小型家電
- アイロン・電卓・携帯電話(※データは消去してから)
- 車用エンジンオイル・塗料・ラッカー
- 水銀入り体温計 など
家庭からも出るような日常アイテムでも、安全上の理由から一般ゴミには捨てられないものが意外とたくさんあります。
🧭 危険ゴミを捨てる方法は3つ!
① Mistplatz(ゴミ集積場)に持ち込む
➡ 通常ゴミと一緒に危険ゴミも受け付けています。
② 危険ゴミ集積所(Problemstoffsammelstellen)を利用
➡ 危険ゴミだけを扱う常設の回収スポット。
ご近所にある場合はとても便利です。
③ 危険ゴミ回収車(Mobile Problemstoffsammlung)を活用
➡ ウィーン市内を定期的に巡回し、各地で停車して回収してくれます。
1~2か月に1回くらいの感覚で、近所で捨てられるチャンスあり◎
🚋 スプレー缶ひとつを持って遠くのMistplatzまで行くのは大変…という方にも、回収車は頼れる存在ですね!
♡すめぺん♡も回収のおじさんとお知り合いになるほど、毎回利用させてもらっています👍
🏪 危険ゴミ集積所の所在地(例)
危険ゴミ集積所の多くは以下の時間でオープンしています:
- 月~金: 16:00~18:00
- 土: 9:00~13:00
ただし、時間は特に、頻繁に変更されますので、必ず事前に公式サイトで最新情報を確認しましょう👇
- 【2区】Karmelitermarkt(Amtsgebäude内)
- 【6区】Naschmarkt(Linke Wienzeile/Alfred-Grünwald-Park向かい辺り)
- 【12区】Meidlinger Markt(Ignazgasse 12 向かい)
- 【16区】Yppenplatz(向かい番号4)
※月〜金 6:00〜20:00/土 6:00〜18:00 - 【21区】Floridsdorfer Markt(9〜14番地向かい)
※月〜金 7:00〜18:00/土 7:00〜14:00
⏰ 上記以外の場所・時間や注意事項は、公式ページでチェックを!
🚛 危険ゴミ回収車の停車場と日時をチェック!
お住まいのエリアにいつ・どこに回収車が来るのかは、下記ページで簡単に調べられます👇
🔗 ウィーン市ウェブサイト|危険ゴミ回収車の停車場・日時一覧
🔗 ウィーン市ウェブサイト|Mistplatz・危険ゴミ回収マップ
💡 最後に: Mistplatzや回収所の情報は、数年単位で大きく変わることがあるので、利用前に必ずウィーン市のウェブサイトで最新情報を確認してくださいね。
🌿 おわりに|“捨てる”を見つめ直すウィーンの工夫
ウィーンのゴミ処理システムは、分かりやすく整っていてとても便利。
でも、生活していると時々「これ、どこに捨てればいいの?」と迷うものもありますよね。
そんな時に役立つのが、ウィーン市のウェブサイトにある「ゴミの分別リスト」。
どのゴミがどこへ行くのか、詳しく載っていて、冷蔵庫に貼っておくと超便利です◎
♻️ ゴミにしない選択肢も
ウィーンには「捨てる」以外の選択肢も、いろいろあります。
■ 48er-Tandler-Box
新品同様の生活雑貨や家電、おもちゃ、楽器など、
「まだ使えるけど、もう自分には必要ない」という物を引き取ってくれるサービスです。
集まった品々は、
- チャリティ目的で販売されたり
- そのまま必要としている施設に寄付されたり
と、無駄なく活用されています✨
🔗 ウィーン市ウェブサイト|引き取りサービス<48er-Tandler-Box>
■ 本の交換サービス(Büchertausch)
もう読まない本を、誰かの読みたい一冊へ。
自分が持ってきた本と、設置場所にある本を自由に交換できるシステムです。
場所によって、
📚 Mistplatzの一角にある棚だったり、
📞 旧電話ボックスを改造したブックシェルフだったり…
♡すめぺん♡宅の近所では、透明のケースに並べられた本棚があり、
通りかかると、誰かが本を探したり並べたりしているのをよく見かけます。
とてもアナログだけど、あたたかくて、どこかウィーンらしい取り組み。
不要になった本をゴミにせず、誰かの手に渡すという考え方が素敵ですよね。
ウィーンでの生活に少し慣れてきたら、
こうした“ちょっとプラスアルファ”のゴミ処理&リユース方法にも、ぜひ目を向けてみてください。
このガイドが、みなさんのウィーンライフの一助になれば嬉しいです😊
それではまた、次の記事で…!
帰国や引っ越し時の家具・家電の処分方法については、こちらの記事もどうぞ👇
洋服の寄付先や、チャリティ系リサイクルショップの情報もまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
