冬のウィーンといえば、やはりクリスマスマーケット。
灰色の雲が垂れこめて、夕方が驚くほど早く訪れる季節でも、
マーケットの灯りがともるだけで街じゅうがふわっと温かくなるような――
そんな “冬のごほうび” です。
コロナで中止や制限が続いた2020〜2021年を経て、
2022年からはふたたび制限なしの開催に。
2025年の今は、年々華やかさを増しながら、
“ウィーンらしい伝統”もちゃんと息づいています。
ウィーンのクリスマスマーケットは、
クリスマス直前だけではなく11月中旬からスタート。
大きなマーケットは 12月26日まで、
ところによっては年末・年始まで灯りが続きます。
🎄「どのマーケットに行けばいい?」
🎄「雰囲気の違いは?」
🎄「おすすめの飲み物や屋台は?」
そんな疑問にまとめてお答えしつつ、
ウィーン在住の目線から“これだけ押さえれば大丈夫!”という情報を詰め込みました。
ウィーンの“2大”クリスマスマーケット
「2大」と公的に呼ばれているわけではありませんが、
誰に聞いても必ず名前が挙がる圧倒的人気の2つです。
雰囲気も規模も“ウィーンの本気”が味わえる場所なので、
初めての方はまずこの2か所からどうぞ😊
🎄 市庁舎前広場のクリスマスマーケット

── ウィーン最大。きらめきが桁違いの“王者”
「ウィーンのクリスマスマーケットといえば?」と聞かれたら、
おそらく 100人中 99人がここを挙げるはず。
広場中に広がるイルミネーションのまばゆさは、
一度見ると忘れられません。
✨ 2022年以降、雰囲気がぐっと変わりました
以前は「観光客向けでキッチュ(安っぽい)な屋台が多い」
と言われることもありましたが、
2022年から屋台数が 150 → 100店舗前後に絞られ、
伝統的で落ち着いた雰囲気に方向転換。
- 手工芸品やクラフト系が増えた
- 飲食屋台は 30%オーガニックが義務づけられ、質が向上
- SNS映えの2階建てメリーゴーラウンドが登場
- マーケット内の通路にも余裕ができ、以前より歩きやすい
ウィーン市庁舎(ネオゴシック様式)の威厳ある外観を背景に、
「ウィーンに来た」感が最も強く味わえるマーケットです。
🎄 高さ30mの巨大クリスマスツリー
毎年、オーストリア国内から選ばれた樹齢150年級のトウヒが運ばれます。
地元の州にとっても「選ばれること」が誇りなのだとか。
👧 子ども向けアトラクションも充実
- メリーゴーラウンド(2階建て!)
- 小さな観覧車
- 子ども向け列車
- トイレも複数あり安心
⛸️ アイススケートリンクも併設
なんと 3000㎡の広さ。
イルミネーションに包まれた小径を滑り抜ける体験は格別です。
スケート靴レンタルあり。
オンライン購入で入場料が10%オフになります。
(※氷での転倒は本当に危険なので、滑られる方はお気をつけて…!)
Wiener Christkindlmarkt am Rathausplatz(直訳: ウィーン市庁舎前広場の幼児キリストのマーケット)
| 住所: | Rathausplatz, 1010 Vienna |
| Web: | Wiener Christkindlmarkt |
| 開催期間: | 2025年11月14日(金)~12月26日(金) |
| 営業時間: | 10:00~22:00 *12月24日(水): 10:00~18:30 |
| アクセス: | 路面電車 1, 71, D(停留所:Rathaus/Burgtheater) 路面電車 2(停留所:Parlament) 地下鉄 U2(Rathaus 駅) ⚠️ トラム停車の注意点(重要!) 金・土・日・12月8日(祝) 15:00〜22:30 は、混雑回避のため トラム 1・71・D が「Rathaus/Burgtheater」に停車しません。 👉 前後の停留所である Parlament または Schottentor で降りてください。 どちらからも徒歩5分ほどで到着します。 |
🎄 シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケット

── “宮殿の前庭 × クリスマス”という唯一無二の美しさ
ウィーン随一の観光名所・シェーンブルン宮殿の前庭で開催されるマーケットです。
ライトアップされた“シェーンブルン・イエロー”の宮殿を背景に、
巨大なクリスマスツリーと品の良いイルミネーションがきらめいて、
まるで一枚の絵の中を歩いているような気持ちになります。
屋台数は年によって変動しますが、約90の屋台が並び、
手工芸品・木工・ガラス細工・陶器・クラフト系おもちゃなど、
“本物志向で質の高いものだけ”が集まるのが大きな特徴。
観光地でありながら、ほとんどキッチュさがありません。
🆕 2024年からマーケット運営が大きく刷新!
1994〜2023年の名称「Kultur- und Weihnachtsmarkt(文化とクリスマスの市場)」から一新。
運営団体が変わったことで、マーケット全体の雰囲気が大きく変わりました。
🌲 屋台の並びが少し“立体的”に変わりました
以前は、屋台が横一列にずらりと並ぶ、わかりやすい配置が特徴でしたが、
2024年からはレイアウトが少しアレンジされ、
一部は連なって楕円を描くように配置されていたり、
別の場所では緩やかに列になっていたりと、バリエーションが増えました。
歩いていて景色が変わる楽しさがあり、
以前よりも立体感のあるクリスマスマーケットに感じられます。
🎡 新しいアトラクション&子ども向け設備が充実
家族連れにとても優しいマーケットになり、こんな設備も登場!:
- アイススケート
- カーリング
- 観覧車
- メリーゴーラウンド
- 子ども列車
- わらの遊び場
- 子ども向けワークショップ
- キッズ用プンシュの専用マグカップ
どれもアンティークやヴィンテージ調のやわらかな雰囲気です。
🍽️ 屋台グルメやプンシュもしっかり楽しめる
クラフト系の屋台が多い一方で、プンシュや軽食も十分に揃っています。
疲れたら宮殿前の広々とした空間でひと息つくのも素敵です。
🧣 中心部より混雑がゆるやか/ただし“寒さ”は覚悟!
観光の中心(旧市街)から少し離れる分、
同規模のマーケットと比べると 混雑がやや穏やかな印象です。
敷地がとても広いため、歩きやすさもポイント。
ただし――
実際に訪れると 体感温度が2〜3度低いように感じるほど冷えます。
シェーンブルン宮殿は“夏の離宮”だったこともあり、
冬の冷え込みは半端ないので、
とにかく暖かくして出かけてくださいね。
手袋・帽子・マフラーの三点セットがおすすめです。
🎍 クリスマス後も楽しめるロング開催が魅力!
“クリスマスに間に合わなかった…”という方もご安心を。
こちらは 1月6日(公現祭)まで開催 され、
新年のラッキーアイテム(例:ブタさんの幸運のお守り<Glücksbringer>)なども登場します。
年末年始のウィーン旅行にもぴったりです。
🏰 マーケット前後に宮殿見学もOK
シェーンブルン宮殿は 年中無休(閉館17:00)。
マーケットと宮殿見学を同日に組み合わせるのもおすすめ。
落ち着きのある華やかさで、
“静かで荘厳な本来のクリスマス” を大切にした雰囲気が魅力です。
Weihnachtsmarkt Schloß Schönbrunn(直訳: シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケット)
| 住所: | Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien |
| Web: | www.weihnachtsmarkt-schoenbrunn.at |
| 開催期間: | 2025年11月6日(木)~2026年1月6日(火) |
| 営業時間: | 10:00~21:00(曜日問わず) *12月24日(水): 10:00~16:00 *12月25日(木)~1月6日(火): 10:00~19:00 |
| アクセス: | 地下鉄 U4(Schönbrunn 駅下車 徒歩5分) 路面電車 10, 60(停留所:Schloss Schönbrunn) バス 10A(停留所: Schloss Schönbrunn) |
観光の合間にふらっと立ち寄れるクリスマスマーケット
上でご紹介した2大クリスマスマーケット以外にも、
ウィーンには大小さまざまなマーケットがあちこちに登場します。
- 新しく生まれたマーケット
- 地元の人に長く愛されているマーケット
- 美しい観光スポットで開かれるマーケット
ここでは、旧市街の観光ルートの途中で立ち寄りやすいマーケット をピックアップしてご紹介します。
シュテファン大聖堂前広場のクリスマスマーケット
ウィーンのど真ん中、ランドマークであるシュテファン大聖堂の足元に広がるマーケットです。
2013年にスタートしてから少しずつ規模が大きくなり、現在は約40の屋台が並びます。
背景には荘厳なゴシックの大聖堂、その前にきらびやかなクリスマスツリー。
オーストリア各地から集まった工芸品や特産品の屋台が並び、
「これぞウィーンのクリスマス」という雰囲気をコンパクトに味わえる場所です。
シュテファン大聖堂は、
歩行者天国の ケルントナー通り と グラーベン をつなぐ旧市街の中心。
この一帯はクリスマスシーズンになるとイルミネーションがとても華やかで、
夕暮れ〜夜にかけてお散歩がてらふらりと立ち寄るのにぴったりです✨
Weihnachtsdorf Stephansplatz(直訳: シュテファン広場のクリスマス村)
| 住所: | Stephansplatz 1, 1010 Wien |
| Web: | www.weihnachtsdorf.at |
| 開催期間: | 2025年11月8日(土)~12月26日(金) |
| 営業時間: | 11:00~21:00(曜日問わず) *12月24日(水): 11:00~16:00 *12月25日(木)・26日(金): 11:00~19:00 |
| アクセス: | 地下鉄 U1, U3(Stephansplatz 駅下車すぐ) |
カール教会前広場のクリスマスマーケット

地下鉄 Karlsplatz 駅からすぐ、
緑のドームと左右対称の大きな柱が印象的な カール教会 の前で開かれるマーケットです。
国立オペラ座の最寄り駅でもある Karlsplatz は、
地下鉄3路線+トラム・バスが集まる交通のハブ。
観光の途中に立ち寄りやすいロケーションです。
このマーケットの正式名称は
ART ADVENT am Karlsplatz(アート・アドヴェント)。
- 地元アーティストによる一点物の手工芸品
- 提供される飲み物・軽食は基本オーガニック
- アート系の雰囲気が好きな方には特におすすめ
と、コンセプトのはっきりしたマーケットです。
子ども向けのプログラムも充実していて、
- アーティストが作品を作る様子を間近で見られるブース
- 幼子イエスが生まれた“厩(うまや)”をイメージした わらの遊び場
など、他のマーケットとは少し違う体験ができます。
わら遊びは、日本ではなかなか味わえないタイプの遊び場なので、
お子さん連れの方にはとても人気です(雨上がりだけはちょっと注意ですが…🌧️)。
地元の友人たちに誘われて行くと、
なぜか毎回ここになる、というくらいウィーン在住者にも人気のマーケット。
その分、クリスマスが近づいた週末の夕方以降はかなり混み合います。

イルミネーションが本領発揮するのはやっぱり夕方以降…なのですが、
人混みが苦手な方は、少し早めの時間帯も候補にしてみてくださいね。
※ ガイドブックなどでは「カールス教会」と紹介されていることが多いのですが、
ドイツ語では “Karl の教会” という意味で、-s は所有格の「の」 にあたります。
このページでは他の教会名とのバランスもあり、「カール教会」と表記しています。
Art Advent am Karlsplatz(直訳: カール広場の アート・アドヴェント)
| 住所: | Karlsplatz, 1040 Wien |
| Web: | divinaart.at |
| 開催期間: | 2025年11月21日(金)~12月23日(火) |
| 営業時間: | 12:00~20:00 |
| アクセス: | 地下鉄 U1, U2, U4(Karlsplatz 駅下車 徒歩2分) 路面電車 1, 2, D, 62, 71(停留所: Karlsplatz または Oper Karlsplatz) バス: 4A, 2A, 59A(停留所: Karlsplatz または Oper Karlsplatz) |
マリア・テレジア広場のクリスマスマーケット

※2025年は開催されません
今年は、博物館のバリアフリー化工事の準備に伴い、マリア・テレジア広場のクリスマスマーケットは中止となっています。
以下は、例年開催されていたクリスマスマーケットの紹介となります。
来年以降に訪れる予定の方は、ぜひ参考になさってくださいね。
– – – – – – –
美術史美術館(KHM)と自然史博物館(NHM)という、
双子の宮殿のような2つの博物館に囲まれた、美しいロケーションが魅力のマーケット。
広場中央にはマリア・テレジア像がどっしりと構え、その周囲を 70ほどの屋台 がぐるりと取り囲みます。
すぐ近くにはウィーン市庁舎前の大規模マーケットもあり、
“市庁舎前 → マリア・テレジア広場” というルートで回ると雰囲気がガラッと変わってとても楽しいです。
また、美術史美術館ではブリューゲルの《バベルの塔》など、
「これ教科書で見たやつ!」という名画に出会えますし、
自然史博物館には迫力の恐竜骨格もあって、
“鑑賞のあとにプンシュを一杯…” という楽しみ方ができるのも魅力です。
クリスマスを過ぎてからも 12月31日まで営業 しているため、
「クリスマスに間に合わなかった…!」という旅行者にも嬉しいマーケットです。
壮大な新王宮と凱旋門、さらにはシュテファン大聖堂の尖塔まで見渡せるロケーションは、
市庁舎前の華やかさとはまた違い、
オーストリア帝国らしい重厚な雰囲気の中で楽しめるクリスマスマーケットです。
Weihnachtsdorf Maria-Theresien-Platz(直訳: マリア・テレジア広場のクリスマス村)
| 住所: | Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien |
| Web: | www.weihnachtsdorf.at |
| 開催期間: | ※2025年は開催されません |
| 営業時間: | 金・土: 11:00~22:00 *12月24日(火): 11:00~16:00 *12月25日(水)~30日(月): 11:00~19:00 *12月31日(火): 11:00~18:00 |
| アクセス: | 地下鉄 U2(Museumsquartier 駅下車 徒歩1分) 地下鉄 U2, U3(Volkstheater 駅下車 徒歩1分) 路面電車 D, 1, 2, 71, U2Z(停留所: Ring/Volkstheater または Burgring) |
フライウング広場のクリスマスマーケット

+ お隣のアム・ホーフ広場のマーケットもセットで楽しめる!
数年前までは「ウィーン旧市街で絶対行くべきマーケット!」と言われていたフライウング広場のクリスマスマーケット。
最近は宣伝をあまり見かけなくなった気がしますが、それはマーケットの数自体が増えて全体の選択肢が増えたことや、ここならではの“個性”がはっきりしてきたことが理由かもしれません。
◆ “実用品の宝庫”。デパートの物産展のような楽しさ
他のマーケットが「クリスマスの飾り」や「手工芸品」に力を入れているのに対して、
こちらは ろうそく・石けん・木の器・アクセサリー・地方の名産品 など、季節問わず使える“良いもの”がずらりと並ぶのが特徴。
わかりやすく言うと、ちょっと デパートの物産展 みたいな感じです😊
普段は見かけない地方の高品質な特産物が手に入るので、地元の人にもとても人気。
ハイジが、しぼりたてのヤギのミルクを飲んでいた木のボウルなど😀、
“オーストリアらしい素朴な実用品”に出会えます。
飲食系の屋台で扱われる食品はすべてオーガニックなのもポイント。
こだわりを感じるマーケットです。
◆ 落ち着いた、ウィーンらしい雰囲気
華やかさで言えば市庁舎前には及ばないけれど、
石畳×柔らかな白いライト×古い街並み の組み合わせはまさに「大人のクリスマスマーケット」。
観光の中心地(シュテファン大聖堂・国立オペラ座)からのアクセスも良く、
ゆっくり古いウィーンの街並みを散策しながら立ち寄れるのが魅力です。
…と言いつつ、子ども向けのプログラムもとても充実しているので、
家族で楽しみたい方にもおすすめ。
◆ すぐ隣の「アム・ホーフ広場」にもマーケットが!
フライウング広場のお隣、Am Hof(アム・ホーフ)広場 でもマーケットが開催されます。
こちらはもう少しアーティスティックな雰囲気で、
飲食屋台も地元の人たちで賑わっています。
2つのマーケットは徒歩1分レベルで近いので、ぜひセットで回ってみてくださいね✨
Altwiener Christkindlmarkt(直訳: 古きウィーンの幼児キリストのマーケット)
| 住所: | Freyung, 1010 Wien |
| Web: | altwiener-markt.at |
| 開催期間: | 2025年11月14日(金)~12月23日(火) |
| 営業時間: | 10:00~21:00(曜日問わず) |
| アクセス: | 地下鉄 U3(Herrengasse 駅下車 徒歩2分) 地下鉄 U1(Stephansplatz 駅下車 徒歩7分) 地下鉄 U2(Schottentor 駅下車 徒歩5分) |
Weihnachtsmarkt Am Hof(直訳:アム・ホーフのクリスマスマーケット)
| 住所: | Am Hof, 1010 Wien |
| Web: | www.weihnachtsmarkt-hof.at |
| 開催期間: | 2025年11月14日(金)~12月23日(火) |
| 営業時間: | 月~木: 11:00~21:00(軽食は22:00まで) 金・土・日・祝日: 10:00~21:00(軽食は22:00まで) |
| アクセス: | 地下鉄 U3(Herrengasse 駅下車 徒歩2分) 地下鉄 U1(Stephansplatz 駅下車 徒歩5分) 地下鉄 U2(Schottentor 駅下車 徒歩7分) |
ベルヴェデーレ宮殿のクリスマスマーケット

水面に映る宮殿のライトアップが圧巻…!“絵画の世界”のような雰囲気
ウィーン国立オペラ座前から路面電車で約10分。
“10分”と聞くと少し遠い印象ですが、停留所から気軽に乗り降りできるトラム移動はとても楽ちんで、距離をまったく感じません。
ベルヴェデーレ宮殿と言えば、クリムトの代表作「接吻」を所蔵する美術館として有名ですね。
◆ 上宮と下宮 ― 2つの宮殿を結ぶ庭園
広大な庭園の中に 上宮(Oberes Belvedere) と 下宮(Unteres Belvedere) が建ち、
「接吻」が展示されているのは上宮の方。
白亜の外壁とエメラルドグリーンの屋根がとても可憐で、シェーンブルンとは異なる繊細で優美な雰囲気が漂います。
マリー・アントワネットも一時期この宮殿で過ごしたことがあるそうで、“物語の中の宮殿”のような印象。
◆ 水面に映るライトアップが名物
クリスマスマーケットが立つのは宮殿の北側。
大きなバロック様式の池に ライトアップされた宮殿とイルミネーションが映り込む、まさに“幻想的”という言葉がぴったりの光景です。
旧市街から少し離れるため、中心部のマーケットほど混雑せず、
観光客と地元の人が半々くらいの落ち着いた雰囲気で楽しめます。
◆ 美術館の帰りにプンシュを一杯
“美術館で絵画鑑賞 → そのままマーケットへ”
この流れもおすすめ。
ウィーン旅行の中でも一番「ウィーンらしい」体験になるので、
「観光地感より、地元の雰囲気も味わいたい」という方にもぴったりです。
子ども向けプログラムや音楽イベントもあり、家族連れにも人気。
◆ 年末まで楽しめる貴重なマーケット
クリスマス後は閉まってしまうマーケットも多い中、
こちらは 12月31日まで営業 しています。
クリスマスに間に合わなかった旅行者さんにも、うれしい選択肢ですね。
Weihnachtsdorf Schloss Belvedere(直訳: ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス村)
| 住所: | Prinz Eugen-Straße 27, 1030 Wien |
| Web: | www.weihnachtsdorf.at |
| 開催期間: | 2025年11月14日(金)~12月31(水) |
| 営業時間: | 月~金: 11:00~21:00 土・日: 10:00~21:00 *12月24日(水): 11:00~16:00 *12月25日(木)~ 30日(火): 11:00~20:00 *12月31日(水): 11:00~18:00 |
| アクセス: | ● 地下鉄:U1 Südtiroler Platz/Hauptbahnhof で下車 → 路面電車 18, O に乗り換え(停留所: Quartier Belvedere) ● 路面電車 D(停留所: Schloss Belvedere) |
屋台を楽しもう!クリスマスマーケットならではの “オーストリアの味” と “かわいいヨーロピアン雑貨”
🍷 プンシュ(Punsch)& グリューヴァイン(Glühwein)

クリスマスマーケットと言えば、まずはこれ。
湯気の立つマグカップを片手に、家族や友人とほっと一息…
この光景こそ、ウィーンの冬の定番です。
- プンシュ:ラム酒やお茶をベースに、香辛料+果汁+砂糖で甘く仕上げたホットカクテル
- グリューヴァイン:ワインをベースに作るホットワイン
(“Wein=ワイン” の名前の通りですね)
…と説明すると違いが明確に聞こえますが、実際はオーストリアの人に訊いても
「うちは白ワインで作るプンシュだよ!」と言われたり
「お茶!?そんなの聞いたことない!」と言われたり、わりと曖昧です(笑)。
つまりまとめると…
→ どちらも “香辛料+果物+甘さ+温かさ” が嬉しい冬のホットカクテル🍊
アルコール度数は 5〜10% 程度。
ビールより強め、ワインよりやや軽め。
🍎 種類豊富なのはプンシュ!
プンシュはフレーバーの種類がとにかく豊富で、
屋台には数十種類並ぶことも。
- ベリープンシュ(Beerenpunsch)
- サクランボプンシュ(Kirschpunsch)
- なんと「レッドブル・プンシュ」まで…!
果肉入りのものは、マグカップと一緒にもらえるスプーンで
“すくいながら飲む” のがオーストリア流です◎
👶 アルコールが苦手な方は「キンダープンシュ」
香辛料が苦手な方や、お酒が飲めない方には、
👉 Kinderpunsch(キンダープンシュ)=子供用プンシュ
がおすすめ。
- アルコールなし
- 香辛料もマイルド
- ジュースベースで飲みやすい
甘くやさしいホットドリンクなので、大人でも普通に楽しめます😌
💶 値段と “マグカップ保証金” の仕組み
- プンシュ/グリューワイン:1杯 5〜6ユーロ前後
- + マグカップのデポジット(保証金):2〜4ユーロ
最初は「えっ!? 1杯で1000円超え!?」と驚くのですが…
👉 飲み終わってマグを返せば保証金は戻ってきます。
マグカップはマーケットごとにデザインが異なり、毎年新作が登場。
コレクションしている人も多いほど人気で、
「かわいいし、今年のを持ち帰りたい!」という場合は
返却しなければそのままお持ち帰りできます(もちろん保証金は返金なし)。
※ 新品マグも売っています。
持ち帰るなら、そちらの方が気持ちよく使えるかも◎
🎄 すめぺん個人メモ
私(すめぺん)のおススメは、
シュテファン大聖堂前広場マーケットの“長靴型マグ”。
めちゃくちゃ可愛いのですが…
洗うのが大変すぎて、最終的にはペン立てになりそうです(笑)
🍪 オーナメントみたい!見た目も可愛いレープクーヘン

オーストリアでは「クリスマス=ケーキ」ではなく、
クッキーを焼く文化が根強くあります。
その中でも存在感バツグンなのが、この レープクーヘン(Lebkuchen)。
シナモン・クローブなどの香辛料をきかせた、
ほんのり甘い“スパイスクッキー”なのですが…
🎀 え、オーナメントじゃないの!?
レープクーヘンは、ただのクッキーのはずなのに…
- 人の顔サイズの大きさ
- 色とりどりのアイシングで美しく装飾
- リボンで吊り下げられて屋台の天井にずらり
- デザインが完全に「クリスマスの飾り」
…という状態で売られているので、
私も長い間 “あ、ツリーに飾るやつね” と思っていました。笑
実際は
飾ってもよし、食べてもよし の “食べられるオーナメント” でした🎄✨
🕰 なぜこんなに凝っているの? → 日持ちするから!
レープクーヘンは湿気と高温を避ければ 1ヶ月ほど保存OK。
もともと、
- 飾って楽しむ
- クリスマスになったら食べる
という“両方の楽しみ方”があるお菓子なんです。
だからこそ、あの華やかさと丁寧な装飾なんですね😊
🎁 プレゼントにもぴったり
屋台には、
「Ich liebe dich(I love you)」「Für Opa(おじいちゃんへ)」
など、かわいいメッセージ入りのものもたくさん。
- 壁に飾って楽しむ
- ツリーに吊るしてもかわいい
- ちょっとしたギフトにも最適
と、使い勝手もバッチリです。
⚠ 割れると一瞬で悲しい姿に…
ただし、
割れたレープクーヘンほど切ないものはありません😢
薄いアイシングがバキッと割れると、
あの可愛らしさが一気に“廃墟”みたいになってしまうので😱
持ち運びにはご注意を…!
✨ ヨーロピアンな香り漂うクリスマスオーナメント

レープクーヘンも可愛いけれど、やっぱり長く残しておけるものがほしい…
そんな方の心をつかんで離さないのが、クリスマスマーケットに並ぶ ヨーロピアンなクリスマスオーナメント です。
マーケットの屋台には、
「これ、売り物なの? 展示品じゃなくて?」
と思ってしまうほど、美しいオーナメントがぎっしり。
見ているだけで心ときめく、夢の世界のような美しさです。
🎄 ボール型オーナメントの吸引力はすごい
中でも、ボール型オーナメントの屋台は必ず足が止まります。
- 1つ1つが丁寧に絵付けされたガラス製
- 頭上にびっしり吊り下げられてキラキラ
- 「店員さんどこ…?」と思うほどの密度
こんな環境で見てしまったら、
旅行者100人中100人、心の中で「…どうにか1つだけでも持ち帰れないか」 と考えるはず。笑
ただし、大きさも重量感も“本気のガラス”。
日本の一般的な家庭用ツリーに飾ると、ツリーが少し傾きます😂
(かわいいけど…ちょっと危ない。)
🏠 飾るなら「吊るす」スタイルが◎
ツリーに飾るのが大変な場合は、
天井・鴨居・部屋のコーナー などに1つだけ吊るすのも素敵です。
クリスマスマーケットのあたたかい記憶が、ふと目に入るたびに蘇りますよ。
💶 お値段の目安
- ガラス製ボール:1つ 15ユーロ〜
- 木製・ブリキ:比較的お手頃で軽く、持ち帰りやすい
ガラスは「絶対に機内持ち込み」推奨です。
スーツケースではまず無事では済まないでしょう…
🎁 お土産にもぴったり
木製やブリキのオーナメントは、
- 軽い
- 壊れにくい
- デザインが圧倒的に可愛い
という三拍子そろった優秀さ。
大切な人や子供へのお土産にもぴったりです。
この“ちょっと特別なお土産感”は、
ヨーロッパの冬ならでは。
もらった方もきっと笑顔になってくれると思います。

おわりに 〜 ウィーンの冬を、どうぞ心ゆくまで ❄️
この記事では、厳選7つ(+隣接1つ) のクリスマスマーケットをご紹介しましたが、
ウィーンにはまだまだ、ここには載せきれないマーケットがたくさんあります。
📝 もっと色々見たい方へ
- オーストリア政府観光局(日本語):オーストリア中の主要マーケットを紹介
- meinbezirk.at(地元メディア/ドイツ語):ウィーン市内の主要マーケットを紹介
ウィーン西駅の IKEA 屋上など、思わぬ場所での開催もあります。
ふらっと立ち寄ってみるのも、冬のウィーンらしい楽しみですね。
⚠️ スリには本当に注意!
これだけは声を大にして言いたいです。
クリスマスマーケットは スリの天国 です。
人混み × イルミネーション × つい気が緩む雰囲気
= スリに最高の環境。
バッグは必ず前に抱え、チャックを閉める!
これだけでほぼ防げます。
🔐 近年の情勢に伴う注意について
もう一点だけ、近年のヨーロッパ全体の状況としてお伝えしておきますね。
ウィーンは比較的安全な街ですが、
クリスマスマーケットなどの人が集中する場所では、
オーストリア内務省や日本の外務省からも「注意喚起」が出ています。
必要以上に心配する必要はありませんが、
「混雑の中心に長く留まらない」「何か違和感があればその場を離れる」など、
基本的な安全意識だけ心がけておくと安心です。
詳しくは以下で最新情報をご確認いただけます:
- オーストリア内務省(警備に関するお知らせ)
www.bmi.gv.at/news.aspx - 日本外務省 海外安全ホームページ
www.anzen.mofa.go.jp - 日本外務省 オーストリア ー 危険・スポット・広域情報
www.anzen.mofa.go.jp
🧣 防寒もお忘れなく!
11月〜12月のウィーンは、
日本の真冬以上に冷える日 が本当に多いです。
- 帽子
- マフラー
- 手袋
- できればインナーでの防寒
完全防備で、おいしいプンシュを楽しんでくださいね!🎄
