たぶん、「コレ が欲しいんだけど、どこで手に入るのかさっぱりわからない in オーストリア」的な質問のトップ3 に入ってくるのが、このダンボール箱じゃないでしょうか。
アパートからアパートへ移る際のちょっとした引越しの時や、また、他国へ移動なんていう大がかりな引越しの時(…こんな大がかりな引越しになる場合は、日系の引越し業者さんを使われる方も多いかと思いますので、ダンボール箱も用意していただけることと思いますが…)なんかも、ダンボール箱って意外といりますよね。
オーストリアに来たばかりの頃は、私もどこでダンボール箱が手に入るのか皆目見当もつかず、スーパーマーケットで商品を棚に並べている店員さんに、「そのダンボール、空になったらいただけませんでしょうか…」と、勇気を振り絞って聞いてみたことがあります。
なんだか とても怪訝そうに「はぁ?」みたいな顔をされつつ、ほいよ!っみたいな感じで頂いたことがありますが、大きさといい清潔さといい(中が汚れていたので…)、やっぱりいまいちなんですよね。頂いておいてなんですが…。
という訳で、思い通りの大きさの、まっさらなダンボール箱を買おう!@ ホームセンター という記事を書いてみたいと思います。
ホームセンター in オーストリア には、ダンボール箱以外にも、緊急で必要になる場合が多いシャワー用ヘッド、壁に生えてしまったカビ用掃除スプレー、重い荷物を運ぶ時にあると便利な手押し台車など、「ここにあったのかっ!」というような物がそろっていますので、オーストリアに長期滞在が決まったら まず最初にのぞいてみる というのもアリかもしれません。
ちなみに、手っ取り早くダンボール箱だけ手に入れたい…という場合は、IKEAでも購入できます。
IKEAは2021年8月にウィーン西駅(Wien Westbahnhof)にもオープンしたので、ウィーンの中心近くにお住まいの方には、とても便利に利用できるかと思います。
ウィーン & ウィーン近郊のホームセンター
Obi <オビ>
ドイツに本拠地を置くホームセンター。従業員数・売上高共にトップ級。ウィーン市内には7店舗、郊外にも数店舗が点在しています。
もちろんウィーン周辺だけではなく、オーストリア国内各州にも多数の店舗が展開されています。
オーストリアのホームセンター全体に言えることですが、日本のホームセンターよりガテン色が強いです。
作業着にペンキやコンクリートの破片なんかをつけたまま小型トラックで乗り付けるガテン系男子が集うお店、という印象が強いですが、だからと言って郊外にかたまっている…という訳ではなく、公共交通機関でも結構行きやすい場所に点在しています。
Bauhaus <バオハウス>
スイスに本拠地を置くホームセンター。従業員数・売上高共に上記 Obi の次点。Obi と同じくウィーン市内に7店舗、郊外にも数店舗が点在しています。
もちろんウィーン周辺だけではなく、オーストリア国内各州にも多数の店舗が展開されている、というのは Obi と同様です。
Obi との違いを語れるほどホームセンターに明るくないので申し訳ありません…。素人目にはまったく同じように見えるんですが…。ガテンな方々には「何言ってるんだ!全然違うじゃないか!」と言われるかもしれませんが…。
Obi はフランチャイズチェーンなんだそうで、バオハウスは直営店だそうです…。
Hornbach <ホルンバッハ>
ドイツに本拠地を置くホームセンター。従業員数・売上高は、上のバオハウスよりさらにちょっと下がりますね。
店舗数はグッと減ってウィーン市内に1店舗のみ、ウィーン郊外に2店舗、オーストリア国内全てを合わせても14店舗です。
ただここ、知名度はありますよね。攻めてる系のコマーシャルが話題を呼ぶことが多くて…。
私にはここの CM の面白さ(??)がよくわからず、あまり笑えないんですが…。笑
行ったことないので、すみません、これ以上は何も語れず…。
郊外にあるってことは、大きいの?もしかして??ぐらいしか書けません…。笑
ホームセンターには、とりあえず何でもあります
こんなざっくりした書き方で申し訳ないんですが、そこら辺のスーパーマーケットやドラッグストアなんかで見当たらず、「こういうのって、ホームセンターにありそうじゃない?」なんて思われたものは、だいたいあるかと…。100均的な意味での“何でもある”ではありませんが…。
まず、何度も書いていますダンボール箱ですよね。こんなにあります。どんっ!(撮影場所: Obi)
宙を舞ってます。笑
- 引越し用ダンボール箱 M / 25kg まで / 45.5 x 34.5 x 41 cm / 1,99 ユーロ
- 引越し用ダンボール箱 L / 30kg まで / 64.5 x 34.5 x 38 cm / 2,39 ユーロ
と書いてありますね。
こちらは さらに大きなサイズ。
- 引越し用ダンボール箱 XXL / 43 x 76 x 43.5 cm / 4,99 ユーロ
- 引越し用ダンボール箱 本・食器用 / 35kg まで / 58 x 33 x 33.5 cm / 4,39 ユーロ
あとは、意外と緊急で必要になることがあるシャワーヘッドやホース。水道の蛇口。
シャワーのホースに穴が開いて、水がピューピュー飛び出して来た!という時や、水道の蛇口からポタポタポタポタ水が垂れてきて止まらない…なんていう時に、私も買いに走りました。
こういった水回りグッズは、色々とそろっていますね。
トイレブラシなんかは まぁ 街中のスーパーでも見つかりますが、シャワー用カーテンなんかだと ホームセンターの方が種類が豊富ですね。 これ 結構付いていないバスルーム多いですよね!
私は既に、シャワー用カーテンがなくても外に水を飛ばさないでシャワーを浴びる術を身につけましたが 笑(あと、バスルームが広いため、中に湯気を留めておけない寒さにも慣れましたが)、これはほんと慣れないと、バスルーム中が水浸しになります。
お風呂の後 毎回毎回、ビシャビシャになった床を拭くのって、地味に大変なんですよねぇ…。
この記事を読まれる方で、買われる方 あまりいらっしゃらないと思いますが、バスタブやトイレ、洗面台などもあります。
トイレ本体は買わなくても、トイレの ふた付き便座 は意外と買う機会があるかもしれません。
勢いよく閉めたら ふた が割れた、あるいは、汚れているから 便座 や ふた だけ交換したいというような時ですね。
私の場合、自分で便座は割らなかったんですが、家を借りたら借家の便座が最初から割れていた、ということはありましたね。
まぁ、留学時のアパートなんて そんなもんですよね。留学あるある です。笑
折り畳み式の手押し台車。写真は建物の外から。値段が全部、窓の外向いちゃってたんで…。
これは特に一人暮らしの頃、半端ない重さのダンボールを引越し先まで運んだり、郵便局まで運んだりしていた時に使っていましたね。
こちらは電気ヒーター。
借りたアパートの暖房設備が壊れていて、大家さんも積極的に直してくれず、部屋が寒くて寒くて凍え死にそう…、というような時に命を救ってくれた電気ヒーター。
結構“速暖”でしたね。電気代はかかりますが、ゴォーッとすごい勢いで暖めていってくれるので助かりました。
ここのお店(Obi)だと、値段はだいたい30~100ユーロぐらい。
ちなみに私が電気ヒーターを買ったのは、マリアヒルファー通り(Mariahilferstraße)のデパート Gerngross 内にある家電量販店の Saturn(7区)でした。
一人で買いに行かれる場合は、街中にある Saturn を利用されると便利かもしれません(住んでいる場所にもよりますが)。
※長年慣れ親しんだ Saturn ですが、2020年秋に同じく家電量販店の MediaMarkt と合併、名称も MediaMarkt に変更されています。
9月だったのでヒーターがありましたが、夏場は扇風機やエアコン(特に床置き型)が置いてあります。
脚立の数々。
オーストリアに住む場合、脚立も必需品ですよねぇ。
Altbau(第2次世界大戦前に建てられたような、古いアパートですね)などだと天井が高すぎて、ダイニングテーブルにイスを重ねたぐらいでは 電球交換できなかったりしますし。
だいたい、ダイニングテーブルにイスを重ねて その上に立つって、我ながら相当危ないです。
脚立がないために電気もカーテンも付けられない!と、大急ぎで買いに走った思い出があります。
留学時なのでもちろん車もなかったですし、3メートル超えの特大脚立を、友人と二人で徒歩40分ぐらいかけて黙々と運びましたね。
掃除用具なども充実。
留学当初、WG(Wohngemeinschaft – ルームシェア)で筆舌に尽くしがたいほど 恐ろしく不潔な妖怪屋敷のようなアパートに住んでいたこともあったので(家=ネコのトイレ のようになっている家で、そこら中 うじ虫だらけでした…)、その頃にここを知っていれば、もっと苦労なく掃除できたなぁ…。
スーパーでの買い物の際に たまに使っている人を見かける 折り畳み式のカゴ。
自動車でスーパーに行かれる方には便利かもしれませんね。
洗濯カゴや収納ケースとして使えそうなバスケット・ボックス系もそろっています。
不動産屋さんを通してアパートを返す際に、“壁を白で塗り直して”と言われたりしますよね。
大して汚れてないよなぁ…というような場合でも、新品のごとく真っ白に塗り直して返したりします(もちろんお金さえ払えば、塗装も手配してもらえますが)。
私は自分で塗ったので、その時は Obi でペンキ・紙やすり・マスキングテープ・マスカ―(マスキングのためのビニールシートですね)・ハケ・ローラー等々 そろえました。
生活必需品という訳ではありませんが、照明器具・じゅうたん・イラストや写真のパネル・ウォールステッカー等々も…。
IKEA の家具の組立てに必須な電気ドリル(Bohrmaschine – まぁ IKEA にも売ってますが…。ホームセンターなら Bosch製 が買えます)、
壁に生えてしまったカビを掃除するカビ用掃除スプレー、
夏に窓に貼る虫よけネット、
結露吸収テープ(冬場の結露は結構激しいです。放っておくと窓枠にカビが生えたり、そのまま床に流れていってフローリングが変色したりします)、
クリスマスの飾り 等々も Obi で買いましたね。クリスマスツリーの電飾などは、種類がとても豊富にそろっていました。
それほどデザイン重視ではないかと思いますが、基本的なキッチン用具や壁掛け時計 等々の生活用品もありますし、ガーデニング用品なども充実しています。
その他のホームセンター
私は行ったこともなく よく知らないのですが、下のようなホームセンターもありますね。
ウェブサイトを見ると、上の「Zgonc」の方には引越し用ダンボール箱<Umzugskarton>があります。
Googleマップで調べて“場所が近い!”という方には便利かもしれません。
いずれにしても、上に書いた三大大型ホームセンターに比べると、規模が小さいです。
おわりに
最初にも書きましたが、オーストリアにある程度 長く住むと決まったら、できるだけ早い内にホームセンターを一度チェックしておかれるといいかもしれません。
“ホームセンターにこういった物がある”とだいたいわかっていれば、緊急の時なども焦らないで済みますしね。
友人へのプレゼントを考える際も、これといったアイディアが浮かばない場合、ガーデニングやDIYが趣味の方だったら Obi や Bauhaus の Gutschein(ギフト券)をプレゼントしたりしても、意外と喜ばれるかもしれません。
オーストリアではクリスマスや誕生日に、こういったギフト券をプレゼントすることって意外とよくあります。
ちょっと工夫がない寂しさがあるかもしれませんが、“この方だったら絶対 このお店好き”とわかってプレゼントすれば、きっと喜ばれるのではないかなと思います😊
“オーストリアでの長期滞在が決まったら まずホームセンター”、皆さんもぜひ一度チェックしてみてくださいね!