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オーストリアでまず覚えておくべき緊急ダイヤル & ウェブサイト9選

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オーストリアで緊急ダイヤルについて検索すると、行政・民間を問わず、それはそれは数多くの緊急ダイヤルが設置されているのに驚かされます。

緊急ダイヤルの内容について一つ一つ読んでいくと、“オーストリアってやっぱり社会保障大国だよなぁ~”としみじみ感じますが(その分、税金は高いんですが)、今回はそんな緊急ダイヤルの中から、とりわけ役立ちそうな、覚えておくと安心な9つの電話番号について書いておきたいと思います。
自分用の備忘録も兼ねまして…。
10年近くオーストリアに住んでいても、緊急ダイヤルってなかなか覚えられないんですよね…。
まぁ、スマホを買うと、最初から連絡先に入ってくれていたりしますが。

下に、緊急ダイヤルについてまとめられたサイトのリンクを貼っておきます。
ウィーン市の行政ウェブサイトって、本当に美しくまとめられていて使いやすいんですが、そのサイトからのリンクです。
ドイツ語になってしまいますが、適宜、Google翻訳サービスなどをお使いいただければと思います。

Anlaufstellen im Notfall
Notrufe und Hotlines

とりあえず「Hilfe! Ein Notfall!」

オーストリアに着いたばかりでドイツ語を駆使するというのは、至難の業です。
救急ダイヤルに自分で状況を説明するなんて、ドイツ語がそれなりに使えるようになってきてからでも難しいですので、緊急の助けが必要になり、ドイツ語に自信がない場合は、とにかくまず助けを呼びましょう!

オーストリアは、躊躇することなく、自然に人助けができる人がとても多い国ですので(普段は愛想なしに見えても・笑、困っている人がいると必ず周囲にいる誰かが、当たり前に手を差し出しますね)、きっと周囲の方が手を貸してくれると思います。

『Hilfe! Ein Notfall!(ヒルフェ!アイン・ノートファル!)』
助けて!緊急事態です!

『Rufen Sie die Rettung!(ルーフェン・ズィー・ディ・レットゥング!』
救急車を呼んでください!

『Rufen Sie die Feuerwehr!(ルーフェン・ズィー・ディ・フォイアーヴェーア!)』
消防車を呼んでください!

『Rufen Sie die Polizei!(ルーフェン・ズィー・ディ・ポリツァイ!)』
警察を呼んでください!

『Holen Sie den Defibrillator!(ホーレン・ズィー・デン・デフィブリラートア!)』
AEDを持ってきてください!

火事・警察・救急、基本の緊急ダイヤル

まず最初は、基本中の基本、定番の緊急ダイヤルからいきましょう。

火事だ! 消防 Feuerwehr 緊急ダイヤル

122

もちろん、24時間対応。

★ 覚え方 ★
「2」の形が、消防用ホースのよう!

犯罪発生! 警察 Polizei 緊急ダイヤル

133

もちろん、24時間対応。

★ 覚え方 ★
最初の「3」を左右反転すると、手錠の形に!

急病人が! 救急 Rettung 緊急ダイヤル

144

もちろん、24時間対応。

救急車は、なんと有料です。
保険に入っている場合は割引になりますが、無保険の場合700ユーロ近くの料金がかかりますのでご注意ください!

★ 覚え方 ★
最初の「4」を左右反転すると、担架の形に!(…そ、そうか!??)

あるいは、

「122、133、144 」を、「Feuerwehr、Polizei、Rettung」と、アルファベット順になっていると覚えよう!という覚え方もあります。

とにかく緊急事態! ユーロ共通緊急ダイヤル Euro-Notruf

112

もちろん、24時間対応。
ユーロ圏内どこでも使える緊急ダイヤルで、消防・警察・救急、すべて共通の番号です。

★ 覚え方 ★
1 + 1 = 2
と覚えましょう!

全EU加盟国に加え、EUには加盟していないスイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、セルビア、モンデネグロ、北マケドニア、ウクライナ、イスラエル、バヌアツ(…南太平洋にある共和制国家だそう…)、ニュージーランド、南アフリカ共和国の一部などでも使えるそう。

オーストリアでは(警察広報課によると)、“通常の緊急ダイヤル(122、133、144)を知っていれば そちらの番号を、知らなければ 112 を…”と推奨しているようです。

その理由は「状況を2度説明することになるから」。
オーストリアで 112 にかけると まずは警察につながりますが、そこでまず状況を説明し、転送された先で再度状況を説明…という流れになるので、確かに2度手間になりますね。

ただ、通常 警察に電話した場合、担当官が英語ができるとは限りませんが(年配の方になるほど、英語を話す率が下がるそう)、このユーロ共通緊急ダイヤルでは、英語を話せる人が対応するそうです。

この、英語もOKなユーロ共通緊急ダイヤルですが、オーストリアでの認知度は“人口の半分程度”と、そんなものだそうです。私の周りのオーストリア人も、知らない人が多いですね。

ただ、オーストリア周辺の国々を旅行した時などに覚えておくと安心ですよね。通常 どこの国でかけても(って、このユーロ共通緊急ダイヤルを使用している国ってことですが)、英語(場合によってはフランス語も)を話せる人が対応してくれるそうです。

112 を利用する一例としても、“ギリシャ人のAさんが、旅行でポルトガルのリスボンに。と、アパートが火事になり、消防車を呼ぼうにもポルトガルの緊急ダイヤルがわからず。そこでこの 112!”という風に出ていました。

相手側に こちらの電話番号は表示されないらしいので、電話を切る前に、こちら側の連絡先をちゃんと使える必要があるとか。

上手くつながらない時は一度携帯の電源を切り、再度電源を入れた後、PINコードを入力する前に、すぐにこの「112」にかけてください、とのこと。

それでももしつながらない場合は、ちょっと場所を変えて何度もかけてみて、と…(う~ん、き、緊急…??)。

Euro-Notruf 112

緊急ダイヤルで伝えるべきこと

これはもう万国共通かと思いますが、オーストリアの緊急ダイヤルサイトに記載されていた内容を、こちらにも書いておきます。
5つの“W”と呼ばれる、緊急ダイヤルで伝えるべき重要事項5つです。

Was? 何が起こったのか?

火事(Feuer)なのか、意識のない人(bewusstlose Person)がいるのか、交通事故に巻き込まれている人(Verkehrsunfall mit eingeklemmten Personen)がいるのか、危険物積載車両など、危険物の絡んだ事故(Gefahrgutunfall)なのか、重要な事柄をできるだけ簡潔に、素早く伝えます。

Wo? どこで起こっているのか?

正確な住所、現場の駅名・施設名、高速道路なら何方面・何キロポスト付近なのか、できるだけ正確に伝えます。

Wie? 何人巻き込まれているのか?

何人の人が巻き込まれ負傷しているのか、特に重症・重傷の人は何人なのか。

Wer? 電話をかけている人(自分)の名前と電話番号

緊急出動部隊との連絡が取れるよう、電話をかけた人は名前と電話番号を伝えます。
電話番号が先方に表示されている場合は、敢えて質問されないこともあります。

Warten ちょっと待って!

緊急ダイヤルの担当者が電話を切るまで、こちら側からは電話を切らずに待ちます。
内容がよく聞き取れなかった場合、より正確に聞く必要がある場合など、ダイヤル担当者が質問をしますので、それらがすべて終わるまで電話は切りません。

基本の緊急ダイヤルに続き、こんな番号もあります

ガスもれだ! ガスネット緊急ダイヤル Gasnetz-Notruf

128

24時間対応。

中毒では!? 中毒情報センター Vergiftungs-Informationszentrale

+43 1 406 43 43

緊急の場合は24時間対応。
一般の問い合わせは、8:00-16:00

市外局番がウィーンの電話番号になっていますし、生死を分けるほど緊急性の高い場合は、やはり救急車<Tel: 144>が良さそうですね。

内容が若干わかりにくいので、中毒情報センターに関するリンクを(ドイツ語ですが)貼っておきます。Google翻訳サービスなどを使ってみてくださいね。

Vergiftung: Notruf & Beratung

夫に(親に)殴られる! 女性専用緊急ダイヤル Frauennotruf

+43 1 717 19

24時間対応。

こちらも内容がわかりにくいですので、詳細情報についてのリンクを(ドイツ語ですが)貼っておきます。ドイツ語以外での対応も受け付けているそうで、読む限り、大変充実したケアが提供されています。

24-Stunden Frauennotruf

具合がひどく悪い!今できることを教えて! 健康相談ホットライン „Wenn’s weh tut! 1450“ 

1450

24時間対応。

体の具合がすこぶる悪く、すぐに何らかの治療が必要そうだが、とりあえず何をしたらよいのか、どこに行けばよいのかわからない、というような場合、この「1450」に電話を入れます。
(1分1秒を争うような超緊急時は、すぐに救急車(Tel: 144)に連絡を入れましょう!)

現在患っている症状への適切な処置方法のアドバイス、今すぐに行ける近場の診療所・病院・薬局(診療時間 or 営業時間なども考慮に入れながら)などの紹介をしてくれて、必要な場合は救急サービスとも連携し、連絡を取ってくれたりするそうです。
大人だけではなく、子供の病気にも対応しています。

2019年9月現在、サービスが開始されているのは、Wien州、Niederösterreich州、Oberösterreich州、 Steiermark州、Vorarlberg州で、それ以外のBurgenland州、Salzburg州、Kärnten州、Tirol州でも2019年以内を目途に、順次サービスが開始される予定だそうです。

Wenn’s weh tut! – 1450

夜間や週末に具合が悪くなったら?電話医療相談サービス Ärztefunkdienst

141

対応時間は、19:00 ~ 7:00 までのいわゆる夜間。
週末は金曜 19:00 ~ 月曜 7:00。祝日は24時間対応
してもらえます。

一般的な診療所が閉まっている曜日・時間帯に電話をかけると、適切な治療方法をアドバイスしてくれたり、必要に応じて自宅まで往診に来てくれたりします。

1歳未満の赤ちゃんには利用できません。

Ärztefunkdienst

すぐに薬が必要!薬局緊急サービス Apotheken Notdienste

apo24.at

これは電話番号ではなく、ウェブサイトですが…。

子供が家でけが!病院に行くほどではないが、まだ1歳だし、出血も意外にひどいし、用心のため何か消毒するものが欲しい、でも今は土曜の午後…。

なんていう場合がありますよね。

一般的な Apotheke(薬局)は、土曜日はお昼の12時まで営業、その後月曜日が来るまで閉まってしまいますので、そんな時は週末・夜間に営業している Apotheke を探しましょう。

上のサイトでは、検索窓に「1190(19区のことですね)」「Baden」など、郵便番号や地名を入れて検索することで、週末・夜間も営業している最寄りの Apotheke を表示してくれます。

例えばウィーン市内だと、各区に1~3店舗、営業している Apotheke があります。私の見たことがある限りですが、週末・夜間営業中の Apotheke は、平日とまったく同じように営業している訳ではなく、ドアに設置された呼び出しチャイムを鳴らし、自分は外に立ったままで、週末・夜間用の小さな窓を使ってやり取りするような、そんな感じです。

おわりに

オーストリアの緊急ダイヤルから基本的な数ダイヤルを選んで書いてみましたが、いざという時のために、緊急ダイヤルのリストをプリントアウトして冷蔵庫に貼っておく、あるいは携帯電話のわかりやすい場所に保存しておくと安心ですね。大人になってから覚える救急ダイヤルって、本当に簡単に忘れちゃいますし…。

緊急ダイヤルがきれいにまとめられているウィーン市の行政サイトのリンク、上にも貼ってありますが、こちらにも貼っておきますね。
プリントアウト用・保存用には、行政サイトのリンクなどをご利用ください。
(このサイトのように)一般人が運営しているサイトでは、情報が古くなったままになってしまっていることもありがちですので。

Anlaufstellen im Notfall
Notrufe und Hotlines

情報はできるだけ間違いがないよう細心の注意を払って書いていますが、情報の不足・誤りなどがあるかもしれません。当サイトの情報を利用されたことによる、いかなる問題・損失・損害についても責任を負いかねますので、どうぞご了承ください。“参考までに”というスタンスでお読みいただき、ご利用は自己責任でお願いいたします。

記事内には、主に参考にしたサイトのリンクも貼っておきましたので、ご利用される前に最新情報をご確認くださいね。

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名古屋市出身、ウィーン在住。未就学児を子育て中です。
明確な人生計画を持って…というよりは、流れのままになんとかなる的な人生を送っていましたが、とにかく人に恵まれ、大学研究室 → 文化交流機構 → 大手日系企業という流れできまして、現在 会社勤めの方は育児休暇中です。
オーストリアと出会わずに生きている自分が想像できないほど、オーストリアに深い思い入れがある人間です。→ 少しだけ長めのプロフィール