その他の洗濯補助剤について
硬水軟化剤(Wasserenthärter)は必要?
ドイツ・オーストリアは硬水のために、白い洗濯物はグレーになりやすく、反対に黒い洗濯物は色あせて白っぽくなりやすく…。
洗濯物の洗い上がり向上対策としても、洗濯機に石灰が付着して寿命を縮めてしまうのを防ぐためにも、硬水軟化剤は絶対マスト!と思っている方がほとんどだと思います。私も含めて。^^;
ジェル状を使っている人が一番多いのではないかなと思いますが、粉末やタブなどもあります。
ただ、消費者団体系では総じて、「通常の洗濯であれば、硬水軟化剤を敢えて追加する必要なし!」とされている場合がほとんどです。
硬水軟化剤としては Calgon が有名で、「Calgon を使えば洗濯機が長持ち!」的な宣伝文句が耳タコ状態になっている人も多いのですが、これはあくまで売り上げUPをねらった宣伝、だまされないで!ぐらいな勢いで、硬水軟化剤の不要性が訴えられたりもしています。
洗剤は通常、硬水に合わせて調合されており、粉末洗剤では上にも書いたゼオライトが、液体洗剤では高濃度の界面活性剤が軟水剤の役割を果たします。
洗剤に表記されている、水の硬度 と 汚れ具合 に合わせた洗剤の量を正しく投入すれば、それ以上、さらに追加で硬水軟化剤を入れる必要はないんだそうです。
硬水軟化剤の追加投入が唯一必要になるのは、ドイツが定めた水の硬度の分類が<硬水>で、かつ、汚れが強い洗濯物(汚れた作業着、ふきん、ぞうきん、草や土の激しい汚れなど…)の場合のみ、というのが専門家の見解です。
ドイツの水の硬度の分類は、
ドイツ硬度(°dh) | |
軟水 | 8.4 °dh 未満 |
中間 | 8.4 °dh ~ 14 °dh |
硬水 | 14 °dh より上 |
水の硬度については、こちらの記事も参考にしてみてください。
私が住むウィーンの水道水は、ドイツの水の硬度の分類によると、<軟水~中間>程度。
なので、専門家の見解に従えば、硬水軟化剤はまったく必要ない地域ってことになります。
硬水軟化剤を限定的に使用するようにすれば、お財布だけではなく、環境への負担も減らせるということで、私も少しずつ硬水軟化剤の使用を減らして様子を見ています。
今のところ確かに、「やっぱり洗濯物がグレーっぽくなってきたー!」ということはないですが、あの、洗濯を重ねる内にいつの間にかグレーがかってくる洗濯物を一度見てしまうと、すぐに手放すのはなかなか難しい…。
使ったり使わなかったり、しばらく様子見になりそうです。^^;
柔軟剤(Weichspüler)は必要?
柔軟剤は、ドイツ語では Weichspüler といいます。
たまに、Weichspüler と書かれていない製品もありますが、通常 他の Weichspüler と並んで売られていますし、ふわふわ~やわらか~的なデザインが施されているので、だいたいは検討がつくかな、と…。
硬水地域では洗濯物がパリパリに仕上がるので、柔軟剤は加えた方がいいとは思うのですが、例によって消費者団体の見解では「メーカーの指示通りの洗剤を投与すれば、洗剤中に十分な量の柔軟剤は配合されている」のだそう…。^^;
消費者団体の見解を参考にすると、なんだか洗剤以外、何も必要なくない?!って感じになるのですが、実際、本当にそうなようです…。^^;
水の硬度が高すぎて洗濯物がパリパリ…という実感がある場合のみ、必要に応じて柔軟剤を追加する…という使い方をするだけで、環境への負担をずいぶんと減らせるそうです。
ウィーンの水道水の硬度は、上にも書いたようにドイツの水の硬度の分類によると<軟水~中間>程度。
確かに日本から来たばかりの頃は、洗濯物のパリパリ具合が多少気になったのですが、今ではなんとなく、「柔軟剤って本当に必要かね…?」という気持ちになるんですよね。
というのも、柔軟剤をたまにうっかり入れ忘れちゃうんですが、別に仕上がりに違いを感じない…。^^;
なので最近は、入れたり入れなかったり、様子を見ながら使っています。
柔軟剤を使うメリット・デメリットは、以下のようになっています。
柔軟剤のメリット
- 洗濯物がやわらかくなる
- 良い香りがつく(無香料のもの以外)
- 洗濯物の乾きが早くなる
- アイロンがけが楽になる
- 合成繊維の場合、静電気が発生しにくくなる
柔軟剤のデメリット
- 肌トラブルの原因にも
生地が柔らかくなり、皮膚への摩擦を減らせるので、敏感な肌に刺激を与えないという利点がある一方で、香料・着色料・保存料など、接触皮膚炎(かぶれ)、アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性のなる物質を含んでいます。
(アレルギー以外にも、皮膚のかゆみや頭痛、吐き気、ぜんそくなどの症状が出る化学物質過敏症を引き起こすことも) - 使える衣類が意外と限られている
柔軟剤が対象としているのは、主に<綿>素材。
柔軟剤に含まれる脂肪分のため吸水性が損なわれるため、タイル・キッチンタオル・掃除などに使われるマイクロファイバークロスなどへの使用は勧められていません。
化学繊維も柔軟剤によってダメージを受ける場合があり、ランジェリーへの使用は型崩れの原因にも。
ウール、シルク、ダウン、フリース、ポリエステル、エラスタン(=ポリウレタン ※)なども、繊維を変性させ、触り心地も見た目も変えてしまうため、柔軟剤は使わないように、となっています。
※ エラスタンはヨーロッパの呼び方ですが、布地にストレッチ性を出す弾性繊維で、伸縮性のあるジャケットやシャツ、スキニーパンツやスキニージーンズなどにも混紡されています。
また、スポーツウェアやアウトドアウェアなどの機能性衣類も、柔軟剤で生地の吸汗速乾性や通気性といった機能が低下してしまいます。
柔軟剤と聞くと、タオルふわふわ~、セーターふんわり~的な印象があって、私は何も考えずに使っていたんですが、実は タオル も ウールや化繊のセーター も、使用が勧められていない素材だったんですね…😨 - 洗濯機が臭う原因にも
洗濯機が臭う原因の一つとして挙げられるのが、柔軟剤。
柔軟剤は最後のすすぎ時に使用されるため、残留物に雑菌が繁殖しやすい状態になるそう。
洗濯機の臭いを緩和しようと柔軟剤を足すことで、さらなる悪循環に。 - 環境汚染の原因に
柔軟剤は、完全に生分解(※)される訳ではないため、最終的に化学物質が環境に排出される。
(そのため、ドイツ連邦環境省も柔軟剤の使用を推奨していません。)
※ バクテリアや菌類などの微生物によって、有機化合物が水や二酸化炭素といった無機物まで分解されること(その結果、自然界に循環されます)。
柔軟剤による接触皮膚炎(かぶれ)やアレルギー性皮膚炎に心配のある方は、香料・着色料・保存料などを一切排除した、オーガニックブランド Sonett社 の柔軟剤もオススメです。
食品レベルで使用できるクエン酸が主成分で、正確には柔軟剤(Weichspüler)ではなく、洗濯物すすぎ剤(Wäschespüler)として売られています。
生分解性100%で環境への負担も少なく、また、香料も使用されていないため、「海外の柔軟剤は、香りが強めで気になる」という方でも使いやすいかと思います。
洗濯用消毒剤(Hygiene-Spüler)は必要?
Hygiene-Spüler、つまり 衛生すすぎ剤 のような名称で売られている洗濯補助剤です。
コロナ禍の際には相当売れたと思いますし、また私自身、赤ちゃんの 排泄物・吐しゃ物 の消毒に有効なんじゃないかと、通常の洗濯で使用していました。
硬水軟化剤、柔軟剤と見てきて、もう上からの流れ的に絶対こうでしょって予想がつく感じですが💦、専門家の方の見解によると、やはりこの洗濯用消毒剤も普段の洗濯ではまったく必要なし、むしろ使うのは控えて!的な存在だそう…。
ドイツ連邦環境省の専門家の見解によると、感染症などが発生している家庭でもない限り、普段の洗濯で洗濯用消毒剤を使う必要はない、としています。
キッチンタオルを消毒する場合、あるいは感染症が発生した場合は、洗剤と漂白剤で洗濯(上にも書いた通り、白物用洗剤には最初から漂白剤が入っています)し、
「ノロウイルスに感染した赤ちゃんが、上質なカシミアやシルクの衣類に吐いてしまった」というような場合のみ、(漂白剤が使えないため)洗濯用消毒剤を使うように、つまりそれぐらい限定的に使うようにと示されています。
(※ ただ、ある大学の研究室の実験によると、洗濯用消毒剤には❝有効❞と言えるような殺菌の効果はない、との結果も報告されているので、「これでノロウイルスも撃退!」のように、あまり信頼し過ぎても危険かもしれませんね。)
しかも、皮膚の炎症やアレルギーを引き起こす成分も入っているため、消毒剤で洗濯後はさらに水ですすぐように…とも勧められていて、長期間の連続した使用は勧められていません。
私はたまたま、赤ちゃんの衣類は最後にもう一度、水だけで仕上げ的にすすいでいたのですが、
「赤ちゃんの衣類を消毒してあげなきゃ」と毎回消毒剤ですすぎ、2度すすぎは特にせず、でも赤ちゃんの肌も問題なし…って方もたくさんいらっしゃることと思います…。
なので、あまり気にはし過ぎず、だけど通常は特に必要なものではない…というのをどこかで覚えておけばいいかな、と思います。
また、環境大国ドイツの視点からすると、下水処理場の微生物にも大きなダメージを与える化学成分も含まれ、耐性菌を発生させる危険もある洗濯用消毒剤は、やはりできるだけ使用を避けるよう推奨しています。
色・汚れ移り防止シート(Farb- und Schmutzfänger)は必要?
色・汚れ移り防止シートは、Farb- und Schmutzfänger(色・汚れキャッチャー) とか Farb- und Schmutzfangtücher(色・汚れキャッチ布)みたいな名前で売られています。ちょうどポッキーぐらいの大きさの小箱で売られていることが多いです。
Dr. Beckmann社やHeitmann社、dm の自社ブランド Denkmit などから出ています。
使い捨てシートが主流ですが、Dr. Beckmann社は、繰り返し使える布製バージョン(約35回ぐらいまで使えるそう)なんかも出しています。
Amazon.de だと、Dr. Beckmann社のお徳用(100枚入り)は1枚7.5セントほど、
繰り返し使うバージョンだと洗濯1回で約9セント、
dm の Denkmit だと、1枚5.5セント(50枚入りで2.75ユーロ)ほどです。
この 色・汚れ移り防止シート に関しては、環境保護団体・ドイツ連邦環境省も(上記の柔軟剤や洗濯用消毒剤などと違って)あまり目の敵にはしていない印象です。
というのも、環境にとって明らかに悪影響となるような成分も入っておらず、しかも このシートを使えば洗濯物を色分けする人も減り、その分洗濯機を回す回数も減る。
となれば、節電にも洗濯排水による深刻な環境汚染も抑えられるという大きな利点があるので、積極的な調査対象とはされておらず、シートがそもそも有用なのか無用なのか、そういった研究結果もあまり見受けられません。
ただ、スイスの公共放送局 SRG の消費者番組 Kassensturz が実施した、10年以上前の研究室でのテスト結果によると、普通の色物用洗剤(色物用洗剤にも、色落ち・色移りを防ぐ効果のある成分が入っています)を使って洗濯した場合との差異は認められなかったそう(Vanish社製の当時販売されていたシートのみ、ごくごく限定的に効果あり、とのこと)。
シートを入れて洗濯すると、シート自体に色落ちした洗濯物の色が結構しっかりつくので、「わー、すごい!他の洗濯物へ色移りする前に、シートが色をキャッチしてくれたわー😍」となるのですが、これも上記の研究室によると、「そういう誤解を消費者に与えるのには十分だが、他の大きな洗濯物にも満遍なく色が行き渡っているので、別にシートが色移りを防いでいる訳ではない。」と…。
私自身もこのシート、1~2年ほど前から使っています。
それ以前からも、色分けに大して気を配らずに ^^; ガンガンと洗ってしまっていて、「色移りして困るなぁ…」という経験もさしてないままシートを使い始めたので、シートを使うことに意味があるのかないのか、はっきり言うとよくはわかりません。
…がっ!やっぱりシートが赤くなったり青くなったりして出てくるのを見てしまうと、やっぱりこれがなきゃ!ってなってしまうんですよねー…。
なので、dm のシート(Denkmit)なんか安いですし、これぐらいは使っていてもいいんじゃないかなぁと思って使い続けています。
漂白剤
漂白剤はドイツ語で Bleichmittel または Bleiche といいますが、商品名・製品名は Fleckenentferner<しみ抜き剤>と書かれていることが多いです。
容器裏の成分表示の方を見ると、<Bleichmittel(漂白剤)>と書いてあります。
上は有名な Vanish社 の漂白剤。
dm の自社ブランド Denkmit なら、半額以下で買えます。
容器が白っぽい方、Weiss(ドイツ語: 白)と書いてあったりする方が白物用。
白物用容器裏の成分を見ると、蛍光増白剤(optische Aufheller)と書いてありますので、それでも白物用だとわかります。
製品名に Oxi とついているのでも想像できるように、これらはすべて 酸素系漂白剤 です。
つけ置き洗いもできますし、また、通常洗濯に付属のスプーン1~2杯の漂白剤を加え、洗浄力を強めることもできます。
日本の粉状の酸素系漂白剤と同じく、主成分は過酸化ナトリウムで弱アルカリ性となるため、ウールやシルクの衣類には使えません。
40~50℃ぐらいの温かめなお湯(1L)に、小さじ1杯程度の酸素系漂白剤を入れて、30分ほどコップをつけて置けば、コップにこびりついた茶渋やイヤな臭いなどもすっきり取れます!
前ページでもご紹介しましたが、粉末タイプの漂白剤には、下のような軽量スプーンがあると便利です。以前は付属の計量スプーンが入っていたのですが、最近はエコ仕様で、付属スプーンは入っていないことが多いので…。
花王のハイターやキッチンハイターなどに代表されるような、日本でよく見かける 塩素系漂白剤 は、ドイツ・オーストリアでは、衣類などの布・食器などの漂白剤としては一般的ではなく、もし使うとしても主に 掃除用 といった扱いです。
以前は洗濯用にも使用されていたそうですが、今は環境にも優しく、使用上の危険性も低い 酸素系漂白剤 に置き換えられています。
塩素系漂白剤 の主成分は 次亜塩素酸ナトリウム(ドイツ語: Natriumhypochlorit)ですが、容器の表面には Mit Aktiv-Chlor(=活性塩素入り)と書かれて売られていたりします。容器裏面の成分表記の方には、次亜塩素酸ナトリウム(ドイツ語: Natriumhypochlorit)と書かれています。
製品名として<Hygiene-Reiniger(衛生クリーナー)>のように書かれていたりするので、上でご紹介した<Hygiene-Spüler(衛生すすぎ剤 = 洗濯用消毒剤)>と間違えてしまわないよう十分ご注意ください!
売られている売り場がたぶんだいぶ違うと思いますので(洗濯用消毒剤 は 洗濯洗剤コーナー / 塩素系漂白剤 は 掃除コーナー)、間違えて買ってしまうことはまずないと思うのですが、名前がちょっと似ているので、念のため覚えておかれると安心です。
容器のイラストを見ても、洗面台やゴミ箱や床掃除…、まず 洗濯用消毒剤 と勘違いすることはないと思うのですが、塩素系は扱い方を誤ると大変ですので念のため強調を…。
Fleckenentferner<しみ抜き剤>としては、上のバケツ型以外にも、スプレーだったりジェルだったり粉末だったり、容器の先端にブラシやスポンジがついていて、シミに直接ぬりやすくなっていたり、シミの原因別に分かれた小型容器に入ったものだったり、いろいろな種類があります。
そのすべてに漂白剤が入っている訳ではなく、
酵素(Enzyme)や界面活性剤(Tenside)、ちょっと変わりどころでは牛の胆汁せっけん(Gallseife)など、漂白剤以外の様々な成分の力でシミを落とす Fleckenentferner<しみ抜き剤> も数多くあります。
漂白剤が入ったFleckenentferner<しみ抜き剤>も含め、ドイツの非営利消費者テスト団体<Stiftung Warentest>が20種類の しみ抜き剤 をテストした結果、堂々1位に輝いたのは、dm の自社ブランド Denkmit の「Fleckenspray」。漂白剤は入っておらず、主成分は界面活性剤です。
逆に、残念なワースト1位に選ばれたのが、Dr. Beckmann の「Gallseife Flecken-Spray(牛の胆汁せっけんスプレー)」。ドイツの伝統的なシミ抜き、Gallseife(牛の胆汁)ですが、この Dr. Beckmann のスプレータイプは効果が微妙だそうです💦
成分表示を見れば、シミ抜きの成分が何なのかすぐにわかりますので、興味のある方は確認してみてください。
ちなみに、上のテスト結果からも明らかなように、スーパーやドラッグストアの自社ブランドで価格の安いものは質が悪く、有名ブランドで価格の高いものが質が高いとは、まっっったく言えない!と、これも ドイツの非営利消費者テスト団体<Stiftung Warentest> が常々強調しています。
スーパーマーケットの Aldi(オーストリアでは Hofer)の自社ブランド Tandil や、dm の自社ブランド Denkmit などなど、優秀な自社ブランド格安洗剤も数多くあります。
おまけ – 月に一度の洗濯機ケア
洗濯機についての記事はまた別に書きたいと思っていますので、今回は洗剤からの流れでおまけです…。
洗濯機にこもるイヤな臭いの原因は雑菌やカビ。
雑菌やカビを除去して洗濯機を清潔に保つためには、1ヶ月に1度、粉末の白物用洗剤(Vollwaschmittel)を使って、60℃の水温で通常通り洗濯します。
上にも書いたように、粉末の白物用洗剤には漂白剤が配合されているので、その殺菌作用を利用します。
洗濯機使用後は洗濯槽・洗剤投入口を開けて、水分をできるだけ逃がす、
洗剤や洗濯補助剤を入れ過ぎない(洗剤や柔軟剤の溶け残りが、カビ・雑菌の発生する一因になります)、
なども覚えておきたい注意事項です。
また、例え通常洗濯で硬水軟化剤は必要なし、とされていても、やはり定期的な石灰除去は必須。
ドラッグストアに行けば、Waschmaschine-Reiniger(洗濯機クリーナー)のような名称で、いくつか商品が並んでいますので、1ヶ月~2ヶ月に1度、洗濯機クリーナーで洗濯機を洗うようにします。
洗濯機クリーナーには、石灰除去成分だけではなく、殺菌成分も入っていますので、イヤな臭いの除去にも有効です。
ちなみにうちでは、殺菌・消毒系の製品で有名な Sagrotan社の、<Waschmaschinen Hygiene-Reiniger(洗濯機衛生クリーナー)>を使っています。
普段は dm の 自社ブランド Denkmit製品が好きなのですが、Denkmit の<Hygiene Waschmaschinen-Pflege-Reiniger(衛生 洗濯機ケアクリーナー)>は成分的に「う~ん、石灰取り成分どれ??」って感じだったので(私がわかってないだけなんでしょうが…)、私でもわかった、除石灰効果のある乳酸入りの Sagrotan社のものを使うようになりました。
なかなかしつこい洗濯機の臭いですが、Sagrotan社のものを使い始めてからずいぶんマシになったように感じます。
おわりに
普段はあまり深く考えず、習慣と惰性で使っていた洗剤ですが、調べていくといろいろな発見がありますね。
ドイツはやはり環境大国なのだな…というのを、つくづく感じました。
国が柔軟剤の使用を勧めていないとか、ちょっと日本ではあまり考えられないような…😮
ドラッグストアの棚に大量に並んでいる洗剤や洗濯補助剤を見ると、ついつい あれもこれもと買い過ぎてしまいますが(買い物も楽しいですし…🥰)、本当に必要なのか、毎回入れる必要はあるのかなど、ちょっと頭を使いながら、環境にもお財布にも優しい洗濯ができればいいなと思いました。
ドイツ・オーストリアの洗濯で重要なポイントとなる<硬水>ですが、硬水つながりで以下のような記事もありますので、参考にしてみてください!